【ルッキズムに警鐘】「大草原の小さな家」女優メリッサ・ギルバートが語る「心の若さ」を保つ秘訣とは
ボトックスもフィラーも乳房インプラントももういらない!自然に囲まれた暮らしでハリウッド女優が手にしたものとは。
メリッサ・ギルバート(59歳)は、かつてアメリカで1970年代後半から1980年代前半に放送され、日本でも人気を博したテレビドラマ「大草原の小さな家」のローラ役を演じ、多くの人々の心を捉えた。2013年に俳優のティモシー・バスフィールドと結婚し、現在はニューヨーク州キャッツキル・マウンテンにある静かなコテージで暮らしている。以前、雑誌「ピープル」のインタビューで「これこそまさに私がずっと欲しかった暮らし」だと語り、静かな生活を楽しんでいる。
現在、アメリカでは「大草原の小さな家」放送から50年を記念するイベントが行われる中、メリッサ・ギルバートは最新のインタビューで、エイジングに対する考えや輝き続けるコツについて語った。現在59歳となった彼女は、年齢を重ねる中で新たな視点を持ち、「アンチエイジング」ではなく、「“アンチ”アンチエイジング」の哲学を取り入れている。自然なエイジングを受け入れ、心の若さを保つことに重点を置いているのだ。
人生で最も重要なのは“好奇心”を持ち続けること
今ではすっかり自然派となったメリッサ・ギルバートだが、かつてはボトックスやフィラーなどを使用し、乳房インプラントも入れていた。しかし、2015年に乳房インプラントを取り除き、今はボトックスやフィラーなどの使用も一切やめたという。
現在は「歳を重ねることが好き」と語り、年齢を隠すのではなく、自然なエイジングを前向きに捉えている。日刊紙『USAトゥディ』のThe Excerptポッドキャストで「 “好奇心”が若々しさを保つ上で最も重要だと思う。出会う人すべてから何かを学ぶ側であり続けたい」と語った。また、メリッサ・ギルバートは、若きローラ役の印象が永遠にファンの心に刻まれていることに感謝している。「私は今でも、内面的にはあの頃のローラと同じように感じている。頭の中ではまだ35歳のまま。まだ元気で好奇心旺盛。何か本当に面白いことがあると、今でも8歳や9歳のように興奮してしまうわ」と語った。好奇心こそが、彼女をオープンで活気に満ち、学び続け、挑戦し続ける原動力となっている。そしてこれこそが、彼女を若々しく保つ秘訣であり、どんなクリームや注射よりも効果的なのだ。
ルッキズムに警鐘
アンチエイジングに関しては、「私たちは皆んな歳を取る。アンチエイジングという表現は馬鹿げている」と断言した。また、「アメリカでは、見た目が重要視されがち」だと言い、「長距離運転をしていると、ファーストフードや整形外科医の看板を多く目にする。健康に悪いものを食べて、その後で外見を修正するというメッセージがある。外見が重要だと強調することは有害だと思う」とルッキズムな世の中に警鐘を鳴らした。
田舎暮らしは真のリラクゼーションとリフレッシュの場
メリッサ・ギルバートの新たな人生は、田舎への移住と共に始まった。都市の喧騒から離れ、自然に囲まれた環境での生活は、彼女にとって真のリラクゼーションとリフレッシュの場となっているのだ。彼女は、田舎での生活を通じて、自然と触れ合う時間を増やし、自分自身と向き合う時間を大切にしている。彼女は「自然の美しさと静けさの中で、自分自身を再発見することができている」と述べている。
出典:
Melissa Gilbert on anti-aging, Modern Prairie and the 'Little House' episode that makes her cry
'Little House on the Prairie' star Melissa Gilbert on why she ditched Botox, embraced aging
Why Melissa Gilbert Had Her Breast Implants Removed and Quit Botox and Fillers
Melissa Gilbert wants to provide 'examples for young women of what aging well looks like'
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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