連載:ヨガと私の生きる道 Vol.1 「つながりを体現する」小野田貴代先生インタビュー

 連載:ヨガと私の生きる道 Vol.1 「つながりを体現する」小野田貴代先生インタビュー
Takayo Onoda
伊藤香奈
伊藤香奈
2018-10-14
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―大手ヨガインストラクタ養成スクールで、インストラクターとしてたくさんのレッスンを担当しながら、何百人のインストラクターを輩出してきた小野田貴代先生。現在はランニングにもはまっているとのことですが、ヨガとランをつなげたきっかけは何なのでしょうか?

小野田先生「ヨガをしていく中で『こうじゃなきゃ!』というこだわりが強くなったり、ヨガをやりすぎて逆に自分の軸が見えなくなった時期がありました。新しいことへのチャレンジ精神を失っているんじゃないかという不安も芽生えてきて。そんな時に出会ったのが、ランニング。ランニングは自分の体の状態にも向き合いながら、タイムというチャレンジもある。ヨガとラン両方をやることで、バランスが整った感じがしました。良いタイミングで、女性誌のランニングチーム応募したところ、幸運にも所属することができ、その後『ランニング指導員』の資格を取得しました」

―ランニングをはじめたばかりで、すぐに指導員ですか?

小野田先生「ランニングの指導員というと、元実業団選手や年配の方っていうイメージがあるじゃないですか。そんな中、若い女性で選手経験者じゃない指導員って、意外に少ないんです。ヨガのインストラクターとしてSNS等の発信も得意としていたこともあり、ランニング指導員を取得後、指導員の登録ウェブサイトにプロフィールを載せていたら、すぐにランイベントにもお声がけいただきました。その時は、ランニング指導者とランの後のアフターストレッチとして、ヨガも取り入れてもらいました」

―どんどんランニングのお仕事がふえていったわけですね。

小野田先生「走ることにおいてプロっぽくないというところが逆によかったのかもしれません(笑)。CMのランニングシーンの監修のお仕事もいただきました。ヨガでも監修の経験があったので、それが活かせました。ランニングの監修とはいえ、タレントさんたちは初心者ばかり。年齢も含めて、ベテランの先生よりも近い立場の私が重宝すると思ってくださったみたいです。さらに、ヨガの経験から『正しいフォーム』ではなく映像や写真で『映える姿勢』のアドバイスできるという期待もいただいて、お仕事をいただいていたようです」

―ヨガとランニングの両方の経験が活きたわけですね。

小野田先生「そうですね。ヨガ業界では、若い&女性というのは当たり前ですが、ラン業界では貴重な存在だったというのは私も意外でした(笑)。『アフターケアにヨガも教えられますよ』というのが私の売りかなと思ってラン指導を始め、SNSでも発信していたところ、予想に反してお仕事のご縁もたくさんいただくことになって。SNSが、いいご縁をもたらしてくれましたね」

おわりに

最近は「#子連れワーカー」というハッシュタグをつけて、ヨガレッスンやラジオパーソナリティ等の活動をしている小野田貴代先生。ヨガの“つながる”力を活かして、ランと繋がったり、SNSを通してお仕事やお客様との繋がりを広げたり、常に「新しいヨガインストラクターの働き方」の可能性を見せてくれているように感じました。これからヨガインストラクターになりたいという方、さらにインストラクター駆け出しという方も、小野田先生の新しい取組みや、SNSの発信を参考にしてみてはいかがでしょうか。

プロフィール:小野田貴代

ヨガインストラクター、ベビーマッサージインストラクター、ラジオパーソナリティ。静岡県、富士山の麓生まれ 学生時代にヨガに出会い、社会人を経てヨガの道へ。ヨガインストラクター養成講師を経てフリーランスに、現在は神奈川を中心に活動。一児の母。通常クラスに加え、マタニティ・産後・子連れヨガやベビーマッサージも伝える。ヨガというツールと自分らしさを模索していく中、趣味が高じてランニングインストラクターに。2017年からFMラジオにて「ヨガチャンネル」始動。ラジオMCや読者記者ブロガーとしても幅広く活動している。インスタグラム

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