更年期を乗り切るための【サプリメントとの付き合い方】安全に選ぶための3つのチェック項目とは?

 更年期を乗り切るための【サプリメントとの付き合い方】安全に選ぶための3つのチェック項目とは?
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永田京子
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2024-05-24
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サプリメントを選ぶときは必ず裏面で3つチェックする

日本では、食べられるもののうち、医薬品以外のすべてが「食品」と表記されます。まれにサプリメントについて「食品と書かれているので安全です」と勧められることがありますが、そもそも日本では食品以外のサプリメントは存在しません。食品、という表示は安心材料にならないわけです。そのため、効果だけ聞いてよさそうだから飲んでみるのではなく、サプリメントを検討するときは次の3点を確認することが非常に大切です。パッケージの裏面などに表示されています。

・何が入っているのか、成分表示を見る
・その成分がどれくらい入ってるのか(含有量)をチェックする
・製造販売者は誰か、問い合わせ先を確認する

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とりすぎてはいけない栄養素もある

特に注意が必要なのが、特定の栄養素を摂取しすぎてしまうことです。サプリメントは不足している栄養素を補ったり、体が弱っているときに栄養を補助してくれるものなので、上手に活用するのはとてもよいことだと思います。しかし、とりすぎることで不調や病気を招くことがあるので、注意が必要です。よく含まれているものの例としては、ビタミンがあります。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの「脂溶性ビタミン」と呼ばれるビタミンはとても大切な栄養素ですが、摂取しすぎると肝臓など体内に貯蔵されて排出されず、様々な症状や病気を引き起こすものもあります。体調がすぐれないからといって、手当たり次第にいろいろなサプリメントを飲んでいると、知らないうちに同じ成分を重複してとってしまっていることがあります。どんな栄養素が含まれているのかを自分の目でサプリメントのパッケージなどを確認することがとても大切です。また、病院などで薬を処方されている場合は、その薬とサプリメントとの飲み合わせもあります。医療機関で相談してから摂取するようにしましょう。

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サプリメントでも副作用はある

サプリメントは食品ではありますが、副作用が現れることもあります。“自然” “天然の成分”などと書かれていると安全な気がしてしまいますが、人によってはアレルギーを引き起こしたり、下痢などの消化器症状や、命に関わる可能性のある重篤な肝臓や腎臓の障害が起こることもあります。成分表示に気をつけるだけでなく、摂取しはじめて何か体調によくない変化があったときは、摂取を続けるかどうかを考える、場合によっては医療機関の受診も必要です。

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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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