「アボカドを夜に食べていたら…太った?」管理栄養士が教える、痩せ効果が高まる〈アボカドの食べ方〉

 「アボカドを夜に食べていたら…太った?」管理栄養士が教える、痩せ効果が高まる〈アボカドの食べ方〉
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管理栄養士 山口ミホ
山口ミホ
2024-05-06

アボカドは健康や美容、ダイエットにいいと聞いたことはありませんか?アボカドはスーパーフードと言われるほど栄養価が高い食材ですが、食べる量やタイミングを間違えてしまうと、健康やダイエットのために食べていたつもりが逆に太ってしまうことも。今回はダイエット中におすすめのアボカドの食べ方について解説します。

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アボカドはダイエットに向いている?

アボカドには、どれくらいのカロリーや糖質が含まれているかご存じでしょうか?アボカドは100gあたりのエネルギー量(カロリー)は176kcal、糖質は2.3gになります。アボカドだけの数値だと分かりにくいと思うので、ほかの果物やサラダによく使われる食材と数値を比較してみましょう。

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※可食部100gあたりの含有量 エネルギー量(kcal)/糖質(g)

アボカド…176kcal/2.3g

バナナ…93kcal/21.4g

りんご…53kcal/14.1g

トマト…20kcal/3.7g

たまねぎ…33kcal/6.9g

このようにほかの食材と比べてみても分かるように、アボカドはカロリーが高く、糖質は少ないのが特徴です。アボカドは脂質も豊富に含まれているため、ほかの食材と比べてカロリーが高くなります。カロリーが高いとダイエットには不向きでは?と思うかもしれませんが、糖質は少ないため食べ方さえ気をつければ、ダイエット中にもおすすめの食材です!

アボカドは栄養豊富!

アボカドはスーパーフードと呼ばれるほど、栄養価の高い食材です。アボカドにはオレイン酸という脂質が豊富に含まれており、コレステロールを減らして動脈硬化を予防する効果があります。ほかにも "若返りビタミン" と呼ばれているビタミンEや腸内環境を改善する食物繊維など、さまざまな栄養が豊富に含まれています。ダイエットはもちろんのこと、健康や美容のためにも、普段の食生活に取り入れたいですね!

ダイエット中でも大丈夫!アボカドのおすすめ食べ方

アボカドは低糖質なのでダイエットに向いてはいますが、高カロリーでもあるため食べるタイミングや量を間違えてしまうと、逆効果になってしまうことも・・・。これから紹介する食べ方を参考にして、ダイエット中の食事に取り入れてみてください。

夜は食べずに、朝や昼に食べるようにする

夜は朝や昼に比べると、エネルギーの消費量が少なく、摂取した余分なエネルギーは脂肪として蓄えられます。アボカドは脂質が多くカロリーも高いので、夜に食べると脂肪として蓄えられやすくなってしまいます。アボカドを食べる際は夜ではなく、エネルギーとして消費されやすい朝や昼に食べるようにしましょう。

アボカドは1日1/2個を目安にしよう

アボカドはダイエットに向いているとはいえ、高カロリーなので食べ過ぎには気をつけなければなりません。1個当たりのアボカドの可食部(皮や種を除いた食べられる部分)は150gほどであることから、エネルギー量は約264kcalとなります。これはお茶碗1杯分のご飯(150g)よりも多いカロリーとなるので、食べ過ぎには注意が必要です。1日に食べる量は1/2個程度にするようにしましょう。

ほかの料理は脂質が少ないものにする

アボカドは「森のバター」と言われるほど脂質を多く含んでいます。ほかの料理に揚げ物やバター、クリームなどを使ったものを食べると、脂質の摂りすぎになってしまうので、脂質が少なめなものと一緒に食べるようにしましょう。アボカドを食べる際のおかずは、蒸し野菜や白身魚、豆腐といったヘルシーなものを選んだり、油の使用量に気をつけてください。

アボカドは高カロリーではありますが、さまざまな健康、美容効果も期待できるので、ダイエット中にも取り入れたい食材です。今回紹介した食べ方や量に気をつけて、ダイエット中にもアボカドを取り入れていきましょう!

【参考文献】

文部科学省 「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

文部科学省 食品成分データベース「アボカド」

・書籍「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」 監修:白鳥早奈英、板木利隆

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管理栄養士 山口ミホ

山口ミホ

管理栄養士、腸活アドバイザー。病院の栄養士を経験後、安心しながら美味しく食べられるものを作りたいという思いから、食材の味や旬、無添加を大切にするジャム専門店にて店長として従事。レシピ開発や製造・加工、店舗運営を経験。現在は腸活アドバイザーを取得し、食で体もココロも美しくをテーマに、フリーランス管理栄養士として活動。



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