痩せたい人にコーヒーを勧めたい理由は?コーヒーのダイエット効果を高めるポイント3選|栄養士が解説
コーヒーは、多くの人に愛されている存在です。 眠気覚ましの印象が強いコーヒーですが、実はダイエット中の方におすすめの成分も多く含まれています。 この記事では、コーヒーの優れた成分や、ダイエット効果を高める飲み方・アレンジコーヒーを紹介します。
ダイエット中にコーヒーを飲んで良い?
コーヒーは「カフェイン」のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
コーヒーの浸出液100gあたりカフェイン量は0.06gと、し好飲料類の中でトップクラスの含有量です。コーヒーに豊富に含まれているカフェインは、脂肪の燃焼効率を上げる作用が期待できるといわれています。
また、コーヒーにはポリフェノールの一種「クロロゲン酸」も多く含まれています。クロロゲン酸は強力な抗酸化作用をもち、脂肪の蓄積を抑えるはたらきが期待できるといわれています。
つまり…ダイエット中はコーヒーを愛飲しましょう!そして、次の項目の方法を意識して飲むことでさらにダイエット効果が高まりますので、ぜひチェックしてくださいね。
コーヒーのダイエット効果を高めるポイント3選
以下に、コーヒーのダイエット効果が「さらに」高まるポイントを、3つご紹介します。
1.無糖・ホットで飲む
暑い日はキンキンに冷えたアイスコーヒーが飲みたくなりますが、冷たい飲み物はダイエットの天敵です。
理由は、内臓が冷えて代謝が悪くなると、脂肪をため込みやすくなるためです。痩せたい方は夏でも「ホットコーヒー」がおすすめです。
また、ダイエット中は砂糖は控えましょう。なぜなら、コーヒーはカップ一杯6kcal(150g)ととても低カロリーですが、スティックシュガー1本を入れると、その3倍のカロリーになってしまいます。甘い飲み物は無意識のうちにカロリーを摂取してしまい、蓄積されて太る原因になるので、コーヒーも「無糖」で飲むことを推奨します。
2.寝る前に飲まない
カフェインは覚醒作用があるため、寝る前に飲むと寝つきが悪くなると示唆されています。
寝つきが悪くなると睡眠不足になり、食欲を増進させるホルモンのグレリンが分泌され、こってりとしたものや甘いものを欲するといわれています。コーヒーは寝る前でなく、朝や日中に楽しみましょう。
3.痩せ効果を高める食材をプラス
コーヒーのダイエット効果を高めたい方は、以下の食材をプラスして飲むことをおすすめします。
シナモン
シナモンはスパイスの一種で、健康効果の高い食材です。シナモンに含まれる「シンナムアルデヒド」は血行の促進に役立ち、代謝を向上させてダイエット効果を高めます。
シナモンスティック少量とコーヒーの粉を一緒に入れてドリップすれば、ダイエットにぴったりのスパイスコーヒーが完成。シナモンの香りが苦手でなければ、ぜひ試してみてくださいね。
アーモンドミルク
牛乳でカフェオレを楽しむ方も多いですが、アーモンドミルクでコーヒーを割ることもおすすめです。
なぜなら、アーモンドミルクは牛乳と比較して低カロリー、低糖質、コレステロールゼロ!各種ビタミン・ミネラル・食物繊維も豊富で、ダイエットのサポートが期待できます。
アーモンドの良質な脂質オレイン酸も摂取でき、自然な甘みがあるため、満足度も高まりますよ。
アレンジコーヒーでコーヒーの健康効果をUP!
コーヒーのアロマのような良い香りは至福の時間をもたらし、口の中に広がる苦味やコクを楽しむのも魅力の一つです。コーヒーはリラックス効果だけでなく、優れた成分が豊富であり、ダイエット中におすすめの飲み物と示唆されています。
今回紹介した、ダイエット効果を高めるポイントや効果が高まる食材を参考にして、毎日のカフェタイムを充実させてくださいね。
参考:
・日本食品成分表2023(八訂)
・西東社「新しい栄養学と食のきほん事典」
・池田書店「からだによく効く食材&食べあわせ手帖」
・主婦の友社「おいしい珈琲を自宅で淹れる本」
・大谷義夫著「1日1万歩を続けなさい 医者が教える医学的に正しいウォーキング」AUTHOR
小玉奈津実
管理栄養士。サプリメントの商品開発や外食チェーン店のメニュー開発、老人保健施設での献立作成や栄養価換算などに携わったのち、現在はフリーの管理栄養士として活動中。企業との共同でのサプリメント商品開発、オンラインでの栄養指導、食や健康に関するコラム執筆や監修、ママ向けの宅配弁当の作成など、実績300件以上をもつ。身体を作る「食」の重要性を、わかりやすく丁寧に伝えることが使命と感じている。プライベートでは、3児のママとして毎日育児に奮闘中。
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