摂り過ぎてない?コーヒーとの組み合わせに注意!日常に潜むカフェインを含む食品4選
眠気覚ましや一息つきたい時にコーヒーを習慣的に摂取する方は多いと思います。コーヒーに多く含まれるカフェインは過剰に摂取すると健康被害をもたらすことがあります。しかしカフェインを含む食べ物はコーヒーだけではありません。身近な食べ物にもカフェインは含まれているので、無意識に摂取している可能性があります。この記事では日常にあるカフェインを含む食材を紹介していきます。
カフェインを摂りすぎるとどうなる?適量は?
カフェインを過剰に摂取するとめまい、震え、不眠、不安感、下痢や吐き気等の健康被害を引き起こす可能性があります。カフェインによる健康被害は個人差が大きいため日本では摂取基準値は決められていませんが、厚生労働省ではカフェインの過剰摂取に注意が呼びかけられています。妊婦がカフェインを摂りすぎると胎児への影響が大きいと言われていることから、世界保健機関(WHO)では妊婦のカフェイン摂取許容量はコーヒー1日3~4杯分と定められています。
コーヒーだけじゃない?カフェインを含む食品4選
カフェインを含む食べ物はコーヒーだけではありません。コーヒーとよく合う食べ物や日常的に摂取しているものにもカフェインは含まれています。コーヒーとの組み合わせに注意が必要な食べ物や飲み物を紹介していきます。
高カカオチョコレート
チョコレートの原料となるカカオにはカフェインが含まれています。最近ではカカオに含まれるポリフェノールから健康効果が得られるとして高カカオのチョコレートが人気ですが、カカオの配合が高くなればなるほどカフェインの含有量も高くなります。コーヒーとチョコレートは定番の組み合わせですが、頻度と量に注意が必要です。
清涼飲料水
コーラやエナジードリンクなど一部の清涼飲料水にもカフェインは含まれます。特にカフェインの覚醒作用を利用したエナジードリンクはコーヒーよりも多くのカフェインを添加しているものもあります。1日に飲む量を加減し、他のカフェインを含む飲み物と併用しないよう注意が必要です。一定以上のカフェインを含む清涼飲料水には含有量の表示がされているため、ラベルをチェックしてみましょう。
お茶・紅茶
コーヒーは飲まないからカフェインは気にしていないという方も、紅茶、せん茶、ほうじ茶、ウーロン茶、玄米茶などの一部のお茶にもカフェインは含まれます。一般的にお茶に含まれるカフェインはコーヒーと比較すると少なめですが、玉露などコーヒーよりもカフェインが2倍以上多いとされるお茶の種類もあるので注意が必要です。特に我々日本人は水分補給としてお茶を飲む習慣がある方も多いと思いますので、飲みすぎには注意が必要です。
コーヒーゼリー
コーヒーゼリーに含まれるカフェイン量について知らない方も多いのではないでしょうか。メーカーやレシピにより個体差はありますが、だいたい1個当たりコーヒー1杯分のカフェインが含まれています。コーヒーと一緒に甘いものを組み合わせる方は多いと思いますが、ゼリーの他コーヒーフレーバーのチョコレートやアイスクリーム、コーヒーとよく合うティラミスなどもコーヒーとの食べ合わせは注意が必要です。
まとめ
カフェインの過剰摂取による健康被害は個人差が大きく、適量は人によって異なります。 自分の身体と相談しながら適量を決めましょう。飲み合わせ・食べあわせ・頻度・1回の量に注意して日々の楽しみやご褒美にうまく取り入れて楽しみましょう。
〈参考文献〉
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~
AUTHOR
田中ひろか
管理栄養士。 保育園栄養士、ダイエットインストラクターとして食事指導とレシピ提供の経験を経て渡豪。 バイロンベイでのヨガリトリート中ベジタリアンの食生活を経験したことから、幅広い野菜の食べ方を知る。 食を楽しみながら健康的なライフスタイルを築くため、’’野菜をおいしく手軽に食べる方法’’を研究中。 現在はメルボルンに在住し、オンラインの食事指導とカフェのヴィーガン、ベジタリアンメニューの提案に携る。
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