【グレープフルーツ】ホワイトとルビー、美容や健康に気を使う場合はどちらがおすすめ?栄養士が解説

 【グレープフルーツ】ホワイトとルビー、美容や健康に気を使う場合はどちらがおすすめ?栄養士が解説

ほんのりの苦みが酸っぱさと相まって味覚を刺激するグレープフルーツ。ホワイトとルビーと色が2種類あり、スーパーではどちらも並んで同じ価格。この2種類のグレープフルーツには、違いがあるのでしょうか。そんなグレープフルーツの魅力を解説します。

広告

グレープフルーツのメリット

グレープフルーツのドリンク
photo by canva
  • ビタミンC…1つで1日のビタミンC目標摂取量の8割摂取できます。コラーゲン生成や3月から紫外線が強くなるシミ対策など、積極的に摂りたい栄養素です。また春先は、温暖差が激しく体調管理が難しいためビタミンCで免疫系も底上げしていきましょう。
  • クエン酸…レモンなどの柑橘類には豊富に含まれる酸っぱい成分のクエン酸。疲労回復効果もあるため、しっかり回復しておきたい時など摂り入れたい。
  • リモネン…爽やかな香り成分でリラックス効果があります。血行促進効果もあるため食品以外にアロマオイルやリンパマッサージなどのオイルに使用されるほど。

違いはあるの?

ホワイト、ルビーのグレープフルーツ
phot by 花ざかりの森

ホワイトとルビーの違いは一言で言うと色の違い。栄養価は、ほぼ同じでホワイトの方が勝っている栄養素は見受けられません。ホワイトの方が酸味が強く、甘酸っぱさと爽やかさが特徴です。

唯一違う点

ピンクグレープフルーツの断面
photo by canva

ルビーのような赤いグレープフルーツには、βカロテンとリコピンが含まれます。ホワイトには含まれない栄養素で、トマトのリコピンと同じです。紫外線ダメージを軽減するだけでなく、体の中で生まれる活性酸素を減らす抗酸化作用が非常に強い成分です。またβカロテンも抗老化に働き、肺がん抑制効果があると報告されています。但し、既に肺がん患者にはサプリメントなどの高濃度βカロテンは、逆に肺がんリスクを上げてしまうこともありますので注意が必要です。

ホワイトもルビーも同じような栄養素をもっていますが、より美容や健康に気を使う場合は、ルビーを選ぶと良いですね。どちらのグレープフルーツも体に良いと言っても果物です。糖質が高く過剰摂取はおススメできません。果物は1日100gを目安に摂取し、いつまでも健康で若々しくいたいですね。

【参考文献】

食品成分データベース

frontiers

ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師  15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、肌年齢を変える栄養素や組み合わせで美肌力をあげるインナーケアサポートしています。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えします。Instagram:@beauty.diet_keiko
広告

AUTHOR

NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

グレープフルーツのドリンク
ホワイト、ルビーのグレープフルーツ
ピンクグレープフルーツの断面