日本の食卓はヘルシーと言われるけれど…日本人に不足しがちな4つの栄養とは?管理栄養士が解説

 日本の食卓はヘルシーと言われるけれど…日本人に不足しがちな4つの栄養とは?管理栄養士が解説
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中村友也
中村友也
2024-02-11

日本は水産食品や野菜類を中心に、幅広い食品が市場に出回っており、他国の食生活と比べても健康的であるというイメージも強いのではないでしょうか? しかし、そんな日本人でも、現代の食習慣の変化などにより不足してしまう栄養素もあるのです。 この記事では、日本人に不足しがちな栄養素を、公的機関の発表をもとに紹介し、どのような食品を食べて補っていけばいいのか解説していきます。

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栄養素が不足する理由

本来、栄養素の偏りが少ない健康的な食事をしていた日本人ですが、食生活の西洋化や、現代の忙しい生活習慣、金銭的な問題などにより偏った食事を摂ることが増え、栄養素の不足につながっているとされています。

これらの問題を解決するためには、自身に不足している栄養素とそれらを補う食材について知り、少しずつ食生活を改善していくことが必要です。

日本人に不足しがちな栄養素と補うための食材

鉄は、特に女性や激しい運動をする方に不足しやすい栄養素です。

鉄が不足すると、赤血球中のヘモグロビンが減り、酸素の供給量が減ることで集中力の低下や頭痛、食欲不振などの症状を引き起こすと言われています。

鉄は肉や魚、豆類や緑黄色野菜などに多く含まれており、肉や魚などの動物性食品に含まれる鉄分の方が吸収率が良いとされているため、鉄補給には動物性食品のほうがおすすめです。

カルシウム

カルシウムは、ほとんどの日本人が推奨されている摂取量を満たしていないとされているため、多くの方に不足している栄養素です。

カルシウムは骨や歯を形成するだけではなく、血液の凝固や神経伝達など生命維持に不可欠なミネラルです。

特に、成長期の子どもや、骨粗鬆症のリスクがある高齢の方などは積極的に摂取したい栄養素です。

カルシウムを多く含む食品は、乳製品、骨まで食べられる小魚、野菜などで、これらの食品の摂取量が少ない方は、カルシウム不足になっている可能性が高いです。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康維持のために必要な栄養素です。

また、ビタミンDは日差しが肌に当たることで活性化するという特徴を持っているため、日照時間の短い冬や、外出の少ない方に特に不足しがちな栄養素です。

ビタミンDを多く含む食品は魚介類やきのこ類ですが、それ以外の食品にはほとんど含まれておらず、これらの食品の摂取が少ない方はビタミンDが不足している可能性があります。

食物繊維

食物繊維は、腸内環境の改善による便秘の解消や、免疫機能の改善などの効果を持っているため、普段から積極的に摂取したい栄養素です。

食物繊維は野菜やきのこ、海藻などに多く含まれていますが、肉や魚などにはほとんど含まれていないため、野菜類を食べる頻度が低い方は食物繊維が不足している可能性があります。

まとめ

世界的にも健康的な日本人の食事ですが、近年の食習慣の変化から、栄養素が不足することも珍しくなくなりました。

今回紹介した栄養素は、普段からバランスの良い食事を心がけていなければ自ずと不足してしまうため、普段の食事と比較して足りていない栄養素があると感じた方は、ぜひ改善して健康的な食生活を送っていただければと思います。

参考:

日本人の食事摂取基準

国民・健康栄養調査

鉄 厚生労働省

カルシウム

ビタミンD

食物繊維

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AUTHOR

中村友也

中村友也

フリーランス管理栄養士。 私立大学の管理栄養士養成課程を卒業後、新卒で高度急性病院で栄養管理、栄養指導に従事。栄養指導件数は300件以上。その後独立しフリーランスへ。 現在は管理栄養士としての知識や経験を活かし、ライターとして健康、栄養ジャンルの記事を執筆。 また、自身の体験を元にしたブログの運営やコミュニティの代表も務めている。



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