【味噌汁】1日に何杯飲むのが体に良い?塩分は大丈夫?健康・美容によい食べ方を管理栄養士が解説
朝ごはんにお味噌汁、体に沁みますね。昔ながらの発酵食品の味噌は、健康・美容効果が非常に高いことはご存じですか?効果が高いとはいえ、塩分が気になる味噌汁。いったいどのくらい飲むと効果的か解説します。
結論…1日2杯がおすすめ!
1日1杯飲む人と2杯飲む人のお肌を比べると、2杯飲んだ人の方が、お肌の水分量が増えしっとりキメが整うことがわかっています。発酵食品であり食物繊維も含む味噌には、腸内環境を整える作用も。3杯ですと塩分が3.6gとなり、1日の目標量の半分も摂取することになり過多になります。1杯ですと得られる効果が少なく、味噌の効果がたくさん摂れる2杯が、健康にも美容にも効果的です。
味噌の麹で腸活?
味噌は日本を代表する【麹】の調味料です。麹には、オリゴ糖や乳酸菌が豊富なため善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす作用があります。食物繊維と一緒に摂ることで腸活の相乗効果に働きます。
病気予防のイソフラボン
イソフラボンには、生活習慣病や骨粗鬆症を予防したり更年期を軽減する作用がありますが、味噌汁2杯でイソフラボンが12g摂れて1日の目標量の1/3量ほどになります。
麹でシミやそばかす予防に
麹は、厚生労働省も認める美白作用フェルラ酸やコウジ酸を含みます。食べることで、シミの素であるメラニン生成する酵素を抑制し、シミ予防、肝斑予防にも働きます。また糖化からくる黄ぐすみにも効果があるとも言われています。
肌老化にも…
エルゴチオネインという成分が、肌再生美容などの分野において注目されています。肌のハリや弾力を回復させる働きがあり、味噌汁に含まれる麹菌に含まれています。
このようなメリットがたくさんある味噌汁、1日2杯を飲んで健康や美容の効果を体感してみませんか?
【参考文献】
文部科学省 食品成分データベース
ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイにしていきます。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えしたいです。Instagram:@beauty.diet_keiko
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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