朝食に味噌汁がおすすめの理由とは?管理栄養士が提案する「朝の味噌汁」おすすめの具材ベスト3
何気なく食べている朝ごはんに味噌汁を入れることのメリットをお伝えします。
突然ですが、皆さんは朝ごはんどんなものを食べていますか?ご飯派の人やパン派の人などいろんな方がいらっしゃると思います。私のおすすめは【朝にお味噌汁を取り入れること】です。
そこで今回は、朝ごはんに「味噌汁」を取り入れる利点をお伝えします。
覚えておきたい利点
①忙しい朝に手軽に沢山の栄養を摂ることができる。
なんと言ってもポイントはこれです。
まず味噌汁の調味料「味噌」には、たくさんの栄養が含まれております。
味噌の原料である大豆にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれます。 また発酵食品のため、麹の働きで発酵しており、これらの物質の消化吸収が良くなり、栄養価が高まり嬉しいポイントがたくさんです。
味噌だけでもたくさんの栄養素が摂れますが、味噌汁にお好きな野菜や海藻などの具材を加えれば、その具材に入ってる様々な栄養素が摂れます。一杯で何も考えなくてもたくさんの種類の栄養素が摂れるのは非常にいい利点ですよね。
②身体を温め、血行を良くする
朝、味噌汁のような温かい飲み物を摂ると、内臓を温めてくれ、体の動きが活発になります。体温が一番低いのが朝です。そのため朝の一杯が、身体のめぐりを整えるとされているため、血行促進につながり、気持ちの良い朝を迎えられますね。
③自律神経へのアプローチもできる
味噌汁の味噌には、トリプトファンというアミノ酸が含まれています。このトリプトファンという栄養素は、自律神経の一種であるセロトニンの材料になります。セロトニンは幸せホルモンというくらい私たちの心と身体の健康に必要なホルモンの一種です。この材料を朝にしっかり摂る習慣で、一日を活発に送ることができそうですね。
以上3つの利点が朝にお味噌汁を取り入れるポイントです。
では味噌汁の具の中で私がおすすめの材料をご紹介します。
おすすめの具材ベスト3
①栄養抜群!葉物系
ほうれん草や小松菜や青梗菜など。
ビタミンCやβカロテンなど様々ない栄養素も摂れます。えぐみのようなものが苦手な方も味噌汁に入れると気にならないという方も多いです。冷凍のものやフリーズドライのものも最近は売られていますので是非食べてみてください。
②食物繊維たっぷりの芋類、根菜類
じゃがいもやさつまいもやごぼうや人参などは現代人に不足しやすい食物繊維がたっぷり入っています。腸内環境を整えていくためには食物繊維は欠かせない栄養素です。お味噌汁との相性もバッチリなので取り入れていきましょう。
③たんぱく質がとれる豆腐や油揚げなど
朝はご飯やパンなど主食である炭水化物は摂っていてもたんぱく質がなかなかとれない方も多いです。そんな時は豆腐や油揚げなどを味噌汁に入れてたんぱく質を強化していくことがお勧めです。たんぱく質は私たちの身体を作る上で必要な栄養素で、不足すると疲労感や倦怠感や肌や髪の毛の衰えなど色々な悩みにつながります。豚肉や鶏肉を入れたり、溶き卵を入れてアレンジしても美味しい汁物になりますので、是非お楽しみください。
まとめ
今回は味噌汁の利点と、おすすめの食材をお伝えしました。是非朝の味噌汁を習慣化して、良い一日のスタートをはじめましょう。
AUTHOR
佐藤彩香
管理栄養士、予防医学士。 企業や保育園で栄養カウンセリング、献立作成、栄養計算、店舗運営を経験し、その後独立。実践型の栄養サポートを行い、プロアスリートからスポーツキッズ、ダイエット希望の方など累計5,000人を超える人々と関わる。現在はパーソナル栄養サポート、専門学校非常勤講師、セミナー講師、ライター活動、レシピ開発なども行いながら「あなたのかかりつけ栄養士」として活動している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く