「朝から食べられない…」朝食を抜くけど栄養が気になる人にぴったりの朝食とは?管理栄養士が解説

 「朝から食べられない…」朝食を抜くけど栄養が気になる人にぴったりの朝食とは?管理栄養士が解説
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朝食はどんな内容を召し上がっていますか? なかなか睡眠時間を優先し朝ぎりぎりまで寝てしまい 朝食を抜いてしまうという方も多く、国民栄養調査では日本人の男性15%・女性は10%ほどが朝食を欠食しています。 忙しい時には、「どんな食べ物がよい?」と迷われる方に 便利で栄養も豊富な「豆乳」について管理栄養士が詳しく解説していきます。

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なぜ朝食を食べないことはよくないの?

実は、朝食は私たちが健康的な生活を送る上で非常に重要です。朝食を食べない日は朝からお昼まで空腹状態が続き、それにより昼食をたくさん食べてしまったり、血糖値が通常より急上昇し、体重増加などにつながり生活習慣病のリスクも高まります。

欠食
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豆乳が朝食によい理由は?

朝食を簡単に済ませたいと思う方も多いですが、その中でもなぜ豆乳が良いのかを解説します。

豆乳が朝食によい秘密は、栄養素にあります。豆乳には私たちが日頃不足している栄養素が多く含まれます。

タンパク質

豆乳の原材料である大豆はタンパク質が豊富な食材です。コップ1杯(200ml)の豆乳には約7g程度のタンパク質が含まれており、卵1個より多く実は含まれています。大豆のタンパク質であり、お肉や魚など動物性のタンパク質が多い食生活の方はコレステロールも多くなりがちですが、大豆の植物性タンパク質はコレステロールもないため体に優しいタンパク質と言えます。

オリゴ糖

豆乳の中にはオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖には腸内細菌のエサとなり、腸内の菌が増えることで腸内の動きも活発になり、便秘の改善につながります。

大豆イソフラボン

大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持つ栄素です。女性は年齢を重ねるごとに体の中のエストロゲンの分泌が減ってしまうため、不足しているエストロゲンを補う事ができます。

イソフラボン
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どんな豆乳でもいいの?

最近ではいろいろなタイプの豆乳が店頭で並んでいますね。朝の豆乳飲料選びで大切なのは、極力シンプルな商品を選ぶ事です。

いろいろなフレーバーの商品の中には砂糖なども多く含むものがあるため、パッケージの裏を確認し、大豆を中心とした成分を選びましょう。

お砂糖を多く含む豆乳を選んでしまうと血糖値の急激な上昇につながり、逆効果になってしまう可能性もあります。

管理栄養士からのアドバイス

豆乳が朝食に最適な理由はもう一つあります。 豆乳を朝食にすることで、タンパク質が豊富に含まれているため、血糖値も緩やかに上昇するだけではなく、お昼の血糖値も緩やかな上昇になります。忙しくてついお肉などの食生活の偏りが気になるという方は、朝の豆乳生活をスタートにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

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AUTHOR

竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



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