正しい食べ方とされてきた「三角食べ」本当に体にいいの?管理栄養士が解説

 正しい食べ方とされてきた「三角食べ」本当に体にいいの?管理栄養士が解説
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幼少のころに「三角食べをしましょう」と大人からすすめられた経験はありませんか?しかし大人になってから「食事は野菜から食べるべき」「三角食べは意味がない」といった話を耳にしたことがあるかもしれません。三角食べがすっかり習慣化している方は「三角食べって体にいいの?悪いの?」と気になりますよね。今回は三角食べについてお伝えします。

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「三角食べ」とは?

正しい食べ方とされてきた「三角食べ」って本当に体にいいの?
illustration by なつめももこ

「三角食べ」とはごはん、おかず、汁物などを順番に少しずつ食べていく方法のことです。逆に、ごはん、おかず、汁物をそれぞれひとつずつ食べ切る方法を「ばっかり食べ」といいます。

幼少のころ、家庭や学校などで「三角食べをしましょう」とすすめられてきた大人の方も多いのではないでしょうか。しかし、いまでは学校などで三角食べを推奨しない傾向にあります。

三角食べって体にいいの?

正しい食べ方とされてきた「三角食べ」って本当に体にいいの?
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結論からお伝えすると「三角食べ」が体にいいかどうかは、考え方により結論が異なります。学校などで三角食べを推奨されることが少なくなってきているものの、決して悪い食べ方ではないからです。

【三角食べ】かたよった食べ方をする方にとっては◎

幼児など好きなものばかり先に食べてしまう方は、三角食べをすることより満遍なくさまざまな食材を食べられます。

すぐにお腹がいっぱいになってしまったり、食べることにあきてしまったりする年齢のころは、ばっかり食べをしてしまうと一品しか食べずに食事を終えることもあるでしょう。

そこで、三角食べをすることにより、たとえ完食しなくともごはん、お肉、野菜、豆類などいろいろな食材を食べることができます。

【三角食べ】よく噛む習慣がない方にとっては△

三角食べには、よく噛まずに飲み込んでしまうというデメリットがあります。ごはんやおかずを汁物と順番に食べることにより、しらずしらずのうちによく噛まずに食べ物を流し込んでしまうからです。

しっかり噛む力がなく、よく噛む習慣がない子どもだけでなく、大人も注意が必要です。特に幼少のころに三角食べを推奨されてきた大人の方は、噛まずに流し込む習慣ができているかもしれません。

【三角食べ】血糖値が気になる方にとっては△

糖尿病など、血糖値のコントロールが必要な方にとっては三角食べよりも「ばっかり食べ」で野菜から食べる方がおすすめです。ごはんなどの炭水化物を先に食べると血糖値が急に上がってしまいます。

一方で野菜やきのこ、海藻などは血糖値の上昇がゆるやかな食べ物です。血糖値のコントロールが必要な方は、まず野菜類などのおかずから食べて、続いて肉・魚類、そしてごはんという順にして血糖値の上昇をゆるやかにしましょう。

状況にあわせて食べ方を選んでみよう

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以上のように、三角食べは合う方・合わない方がいます。また、日本の食卓も和食の基本といわれる「一汁三菜(ごはん、汁物、3種のおかず)」にあてはまらない食事が当たり前に食べられるようになってきました。

ごはんやおかずの区別がなく盛り付けられる丼物や麺類、スープや前菜から始まるコース料理など三角食べをあてはめにくい料理があります。

多様な食事を楽しむ時代ですから、三角食べという食べ方にこだわらず「さまざまな食材を食べる」「しっかり噛んで食べる」といったことを意識して食事をしてみてはいかがでしょうか。

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AUTHOR

なつめももこ 管理栄養士

なつめももこ

管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。



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