【鮭の皮】残すのはもったいない?食べるメリットは?皮もおいしく食べられるレシピを管理栄養士が紹介

 焼き鮭のイメージ
photo by 写真AC

秋鮭が出回る季節です。鮭を皮まで楽しむ方、皮ははがして残す方に分かれると思います。鮭の皮は食べるべきか、栄養はあるのか…。鮭の皮の魅力と皮まで美味しく食べられるレシピを紹介します。

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鮭の皮に栄養はあるの?

実は皮には身よりも多く含まれている栄養素があります。それは、目や皮膚・粘膜を健康に保つビタミンA、糖質代謝に役立つビタミンB₁です。特に黒い皮は、脂質代謝を促すビタミンB₂も豊富です。

また皮に近い血合肉(ちあいにく)の部分には、魚に含まれる鉄分やコレステロールの吸収を抑えるタウリンのほとんどが含まれています。また、ビタミンなども多く含まれています。

生鮭のイメージ
photo by Canva

皮に近い部分や皮には多くの栄養素があります。無駄なくとるためには、皮も残さず楽しみたいですね。

鮭の皮までおいしく食べられるレシピ

皮だけをとっておいてせんべいにしたり、ふりかけにしたりすることもできます。今回は身と皮を一度においしく食べられるレシピを紹介します。

【皮も完食!秋鮭ののり竜田揚げ】

材料 (2人分)
・生鮭       2切
・しょうゆ     大さじ1
・料理酒      大さじ1
・しょうがチューブ 2㎝
・焼きのり     1枚
・片栗粉      大さじ2
・油        適量

作り方
①生鮭の表面にキッチンペーパーを軽く押し当て、余分な水分をとる。骨を取り除き、食べやすい大きさに切る。袋に入れ、しょうゆ・料理酒・しょうがチューブを加え、袋の上からもみ込んで10分おく。

つけこんでいる鮭
photo by Yuri Ogawa

②のりを巻きやすい大きさに切る。
③①の鮭の汁気をキッチンペーパーでふきとり、②を巻き、片栗粉をまぶす。
④フライパンに底から1㎝ほどの油を入れ火にかけ、②を揚げ焼きにする。

揚げ焼きしてるイメージ
photo by Yuri Ogawa

表面がこんがりし、火が通ったら油をきり、皿に盛り付け完成。

秋鮭ののり竜田揚げ
photo by Yuri Ogawa

皮も残さず食べることで、栄養価アップにつながります。調理法や味付けを工夫して、無駄なく楽しみましょう!

【参照】
お魚は栄養素の宝石箱! | 全国海水養魚協会

ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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