意外と捨てる部分が多い【りんご】管理栄養士が教える、無駄のない切り方「スターカット」

 意外と捨てる部分が多い【りんご】管理栄養士が教える、無駄のない切り方「スターカット」

秋から冬ごろまで長い期間旬を楽しめるりんご。定番のくし切りでは捨てる量が15%と多く、芯の周りの果肉や蜜も減ってしまいます。無駄のないりんごの切り方や、栄養素をご紹介します。

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無駄のない切り方「スターカット」とは?

りんごの芯が星のような形に見える切り方のため、スターカットと言われます。
【スターカット 切り方】
・りんごのへたを横にする
・輪切りにする

スターカット、輪切りにしたりんご
photo by keiko

スターカットを勧める理由

捨てる部分が少なくなる

くし切りしたりんご
photo by AC

くし切りでは芯の廃棄が15%と多く、スターカットは芯の中心ぎりぎりまで食べることができ廃棄は半分の7%程度になります。

保存が簡単

くし切りよりラップでの密閉がしやすく、茶色になりにくく保存がききます。より保存効果をあげるためには、
①切り口をすぐラップで包む
②ジップロックにいれて空気を遮断する

皮も美味しく食べられる

くし切りでは、皮が口の中にたくさん入り違和感から食べない方も、スターカットなら一度に入る皮の部分は少なく不快を感じることなく食べられます。

皮の栄養は?

蜜入りくし切りりんご
photo by AC

・プロシアニジン:紫外線からお肌を守り美白作用があると言われています。
・リンゴ酸:歯の黄ばみをとりホワイトニング効果が期待されています。
・ペクチン:善玉菌を増やし悪玉菌を減らす、腸内環境を整える作用があります。

皮の農薬は大丈夫?

りんごを皮ごとかぶりつく女の子
photo by AC

皮のべたつきの正体は「油あがり」といい、農薬ではありません。これは、りんごから出る美味しいのサイン。日本の基準では、農薬の濃度は害のないように低くなっています。それでも気になる場合は、
①こすってふき取る
②30秒~1分程度水洗いする 
とほぼなくなります。国産のりんごに限りの事で、海外のりんごはその国によって農薬などの決まりが違います。

今が旬のりんご、これから旬が来る蜜入りりんご。美味しい部分を無駄なく、皮も一緒に食べられるスターカットを試してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
everyday life
日常の疑問を調べてみました 来週はきっと晴れ
食品成分データベース

ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師  15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイにしていきます。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識をお伝えしたいです。Instagram:@beauty.diet_keiko

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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