【生りんご VS 加熱りんご】栄養価はどっちが高い?管理栄養士が解説(簡単レシピ付き)

 りんごのイメージ
AdobeStock

生で食べるとシャキッと、加熱するとより甘くなっておいしいりんご。楽しみ方は色々ありますが、栄養素を効率的に摂るには加熱することで【ある栄養素】が増えておすすめです。今回は、生と加熱したりんごの栄養素の比較、簡単に楽しめるりんごレシピを紹介します。

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りんごの栄養素

欧米では「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」とも言われているりんご。特に多く含まれているのは、食物繊維カリウムです。整腸作用やむくみ防止の効果があります。また、抗酸化力の強いポリフェノールも含まれ、免疫力の向上、紫外線対策にも効果的です。

おいしいりんごのイメージ
photo by canva

生と焼いた場合の栄養価の違いは?

りんご100g当たりの生で皮なし・皮付きの状態と、皮付きで焼いた状態での栄養価は以下の通りです。

  皮なし(生) 皮付き(生) 皮付き(焼き)
カロリー(Kcal) 53 56 86
食物繊維(g) 1.4 1.9 2.5
カリウム(㎎) 120 120 170
ビタミンC(㎎) 4 6 7

 

加熱することにより、栄養素が凝縮されていることが分かります。特に食物繊維は加熱すると1.3~1.8倍増加します。また加熱すると皮も食べやすくなるので一石二鳥です。

ただ、りんごに含まれるポリフェノールは加熱しすぎると減少するので注意が必要です。(電子レンジ500Wで1分程度ではほとんど減少しません。)

簡単!栄養価アップレシピ

今回はりんごを皮ごと楽しむことができ、寒い日にも適しているレシピを紹介します!手間が少なくあっという間にできあがりますよ。

【10分で完成!電子レンジで焼きりんご】

材料(2人分)
・りんご   1個(200g程度)
・バター   10g
・砂糖    小さじ2

作り方
①りんごを半分に切り、芯やかたい部分を取り除く。

半分に切って芯をくりぬいたりんご
photo by Yuri Ogawa

②①を深めの耐熱容器に入れ、芯をとったくぼみにバターと砂糖を半量ずつ入れる。(2つまとめて1つの皿に入れてもOK)

バターと砂糖を入れたりんご
photo by Yuri Ogawa

ラップをかけ、電子レンジ600Wで4分加熱し完成!

電子レンジで作る焼きりんご
photo by Yuri Ogawa

お好みでシナモンをかけたり、ヨーグルトやバニラアイスをのせてもおいしく食べられます!

りんごは1日1個程度が目安です。適度においしく楽しみましょう!

【参照】
リンゴ(林檎)|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
プロシアニジンとは | 青森りんご公式サイト(一社)青森県りんご対策協議会

ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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