【梨】表面がザラザラした梨は、実は甘くない?「おいしい梨の選び方」を管理栄養士が解説

 【梨】表面がザラザラした梨は、実は甘くない?「おいしい梨の選び方」を管理栄養士が解説
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和田 梓
和田 梓
2023-09-06

ぶどう、柿、りんご...。秋は新米や芋栗かぼちゃ、きのこに加えて、フルーツもおいしい時期ですね。中でも梨は比較的安価で、スーパーなどでも手に入りやすい為、よく食べる方も多いのではないでしょうか? ただ梨を買ってみたものの、イマイチということもしばしば。そこで今回はおいしい梨の見極め方をご紹介します。

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梨の種類による特徴とは?

みずみずしくシャリシャリとした食感がおいしい梨。7月から出回り、8〜10月が最盛期と言われています。

梨
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梨は豊水や幸水に代表される赤梨と、二十世紀に代表される青梨の2種類に分類されます。赤梨は千葉や茨城、栃木で多く栽培される為、関東でよく見かける梨。表面が褐色でザラザラしており、梨といえばこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。甘味が強く、果汁が多いのが特徴です。一方、青梨は鳥取の二十世紀梨が有名で、関西で手に入りやすい梨。甘味と酸味のバランスがよく、シャキシャキとした固めの食感が特徴です。

おいしい梨の見極め方とは?

せっかく買うのであれば、おいしい梨を引き当てたいですよね。おいしい梨の特徴をみていきましょう。

<赤梨・青梨共通>

・重量があって、横にふくらんでいる
ずっしりと重いものは水分が多くてみずみずしい証拠です。高さがあるものより横にふくらんで重心が低いものの方がおいしいと言われています。

・軸が太い
軸が太いものは、枝から養分をしっかり吸い取った証拠と言われています。

・表面にハリがあるもの
表面にハリがないものは、熟れすぎてやわらかくなっている可能性が。梨のシャリシャリとした食感がお好みの方は、ハリのあるものを選びましょう。

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<赤梨>

・赤味がかり、表面がザラザラしすぎていないもの
赤梨は熟すにつれて、皮の色が緑色→黄土色→赤茶色に変化していきます。その為、赤味がかったものは熟している証拠です。
また未熟なうちは表面のざらつきが強く、熟すにつれてだんだん滑らかになってくると言われています。ただし、甘味が強い完熟した梨よりも、シャリシャリとした食感の梨がお好みであれば、赤味が少なく表面がザラザラしたものを選びましょう。

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<青梨>

・黄色がかったもの
青梨は熟すにつれて、皮の色が緑色→黄緑色→黄色に変化していきます。その為、黄色がかったものは酸味が少なく、甘味が強い傾向に。ただし食感のあるものがお好みの場合は、黄緑色のものを選びましょう。

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尚、赤梨、青梨共に、最も甘味が強いのは、種の周りとお尻の部分。切るときは縦割りにすると、甘味が均一に食べられますよ。

 

<参考元>

『からだにおいしいフルーツの便利帳』(高橋書店)

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和田 梓

和田 梓

管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。



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