りんごの保存は冷蔵・常温どちらが正解?長持ちさせる保存テクを管理栄養士が解説

 りんごの保存は冷蔵・常温どちらが正解?長持ちさせる保存テクを管理栄養士が解説
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広田千尋
広田千尋
2023-11-16

りんごをたくさん貰ったり、まとめて買ったりした場合は、傷ませないように保存しておきたいですよね。りんごは常温保存でもよいイメージがありますが、常温と冷蔵は、どちらが長持ちするのでしょうか?長持ちさせる保存テクとともに、りんごの保存方法を解説します。

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りんごの保存は「冷蔵」が正解!

りんごを長持ちさせたいときは、冷蔵保存が正解です。りんごは低温(0~5度)で、湿度の高い状態で保存すると、長持ちしやすくなります。
りんごは一年を通して手に入りやすい果物ですが、実は秋に収穫され、長期保存されたりんごが出回っています。低温・低酸素の特別な貯蔵庫で保存することで、長持ちするのです。
家庭で数ヶ月も保存するのは難しいのですが、低温と乾燥を防ぐことを心がけることで、1ヶ月ほど長持ちするようになります。
冷蔵保存の詳しいポイントを見てみましょう。

冷蔵庫の冷蔵室が最適

りんごの最適な保存温度は0~5度といわれているため、冷蔵庫の冷蔵室で保存するのが最適です。野菜室は3~8度と少し高めのため、冷蔵室のほうが適しています。
冷蔵室では保存するスペースを確保するのが難しい場合は、野菜室の奥のほうに入れ、温度変化が起こりにくいように工夫するとよいでしょう。

キッチンペーパーとポリ袋で乾燥を防ぐ

りんごを冷蔵保存するときは、一つずつキッチンペーパーや新聞紙で包んでからポリ袋に入れましょう。りんごは乾燥に弱く、冷蔵庫内は乾燥しやすいため、キッチンペーパーで包むことで適度な湿度が保たれやすくなります。このひと手間が長持ちするポイントのため、たくさんあって長持ちさせたい場合はぜひ試してみてください。

りんごから出るエチレンガスに注意

りんごは野菜や果物の成熟をすすめるエチレンガスを多く発生させる果物のため、ポリ袋の口はしっかり閉じるようにしましょう。口をしっかり閉めておくことで、ほかの野菜や果物が傷んでしまうのを防ぎます。

りんごを常温保存したいときに注意するポイントは?

りんごの常温保存
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りんごが冷蔵庫に入りきらないときは、常温でも保存できます。なるべく温度の低い廊下や玄関で保存し、暖房が入る部屋は避けておきましょう。
段ボールに入っている場合はそのまま保存してOKです。緩衝材が入っている場合も、そのままで問題ありません。段ボールに入っていない場合は、新聞紙や紙袋などで包んで、乾燥を防ぐようにしましょう。
室温が冷蔵庫の温度より高い場合は、冷蔵保存より長持ちしづらく、りんごが早く傷んでしまう可能性も考えられます。様子を見ながら早めに食べ切るようにしましょう。

りんごは冷凍保存できる?

りんごの冷凍保存
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りんごは冷凍保存もできます。食べやすい大きさに切って冷凍しておき、半解凍の状態で食べるとシャーベットのような食感を楽しめます。また冷凍保存したりんごを、コンポートやジャムなどに加工するのもOKです。保存期間は3週間から1ヶ月ほどで、早めに食べ切るようにしましょう。


甘くてジューシーなりんごは、最適な保存方法を知っておくと長く保存できます。傷がある場合は傷の部分から傷みやすくなるため、保存する前に傷の有無をチェックし、傷があるものは先に食べるようにしてくださいね。

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広田千尋

広田千尋

管理栄養士。病院や保健センターなどで幅広い年代の栄養サポートに携わった後、フリーランスとして活動を開始。現在はコラム執筆を中心に、レシピや献立の提案なども行っている。



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