グウィネス・パルトロウが「50代になった時は素晴らしかった」と語る、意外な理由

 グウィネス・パルトロウが「50代になった時は素晴らしかった」と語る、意外な理由
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長坂陽子
長坂陽子
2023-10-30

グウィネス・パルトロウが雑誌のインタビューで50代になった時の心境を語った。

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デトックスの女王として知られるグウィネス・パルトロウ。クリーンでスリムな体を健康的に作る方法としてプチ断食やチキンブロスを飲むダイエットなどを紹介してきた。「痩せすぎ」「デトックスに取り憑かれている」と批判されたり、専門家から「体は自然に毒素を排出する機能を持っている」と指摘されたりと物議を醸すことも少なくなかったが、51歳になった今もスレンダーなグウィネスのボディが持つ説得力は絶大。多くの女性たちから支持を集めてきた。

その彼女が最近雑誌『Bustle』のインタビューに答え、50代に入った心境を語っている。「50代になったときは素晴らしかった。というのも40代になったときには期待感が高かったから。50歳のときはそんなものはなかった。友達を愛してる、夫が好き、子どもたちも大好き。仕事は大変だけれどこれでいい。そんな感じ」。期待感よりも充足感、幸福感が先立っていると話す。

彼女の幸せのカギは人と比べないこと。特に自分より若い人と外見を比べることは絶対にしないという。「私はXとかYとかZとか、自分にとって未知数のルックスにはなれない。50歳、55歳、60歳になるにつれて特にそうなる。だから私はこう思うことにしているの。『私はどう感じている? 私は自分をどう維持している? 自分が好き? 不安は? 私は強い? 私は2人の子どもを出産したんだけど、どういうわけか51歳になったら肌の弾力性がなくなってしまったみたい』ってね」。さらにこんなわかりやすい具体例も。「インスタグラムで28歳のモデルを見て、私のお腹もあんなふうになるはずだと思ったら落ち込んでしまう。だからそういう比較はしないようにしている」。

グウィネス・パルトロウ
今から28年前の1995年、当時23歳のグウィネス・パルトロウ。映画『Moonlight And Valentino』に出演。 photo by Getty Images

インスタグラムの例を出しているように、SNSは「人と比べない」というポリシーを貫く上で強敵になってくるという。「SNSなんてやらなければよかったと思う。でも同時に何が起きているのか把握したいとも思う。もちろん仕事にも必要だし。でもいつもSNSには馬鹿なことばかりさせられる」というコメントには親近感を持つ人もいるのではないだろうか。彼女のようにSNSが自分にネガティブな効果を及ぼしていることはわかっているけれど、今何が起きているのか逃すのを恐れてアプリを開いてしまう人も多いはず。グウィネスは「これが今の私。他の人がなんと言おうと気にしない。50歳は自分を深めるときだと感じている」とも。外を見るよりも自分の内部を見ることの大切に気がついた彼女がどんな60代、70代を迎えるのか。人生の先輩として参考にしたい。

出典:Gwyneth For All
Gwyneth Paltrow Opens Up About Aging Gracefully, Says 'I Don't Give a F— What Anyone Says About Me'

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長坂陽子

長坂陽子

ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。



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