【固まった砂糖…放置してない？】砂糖には賞味期限がない？固まった砂糖をサラサラに戻す方法も解説

砂糖に賞味期限がないのはなぜ？

一般的な食品にはJAS法によって消費期限もしくは賞味期限の表示が義務付けられています。これは腐りやすかったり、品質が劣化する食品を安全においしく食べられる期間を見極める為。
しかし砂糖は糖度が99％で不純物をほとんど含まず、極めて品質が安定している食品。砂糖をはじめ、食塩や水など、腐敗や品質劣化が極めて少ない食品は、賞味期限の表示が免除されているのです。

なぜ砂糖は固まるのか？

では固まってしまった砂糖は品質的に問題ないのでしょうか。
これは水分が原因の為、品質には影響ありません。砂糖が入っているポリ袋は、実は通気性がある素材。乾燥しているところに置いておくと、砂糖の結晶同士がくっついて固まりやすくなります。特に一般家庭でよく使う上白糖は、結晶が細かく固まりやすいと言われています。確かに結晶が大きいグラニュー糖はサラサラしていてあまり固まらないですよね。
逆に湿度が高いところに置いておくと、湿気によって砂糖の表面が溶け、その後乾燥することで、固まってしまうこともあります。

固まった砂糖をサラサラに戻す方法は？

固まった砂糖をスプーンなどで削ったりしてほぐそうとしてもなかなかうまくいかないですよね。実は簡単にサラサラに戻す方法があります。

①水で濡らしたキッチンペーパーを砂糖の入った容器にかぶせる
水で濡らして絞ったキッチンペーパーを砂糖の入った容器にかぶせて、蓋をして数時間おきます。砂糖がキッチンペーパーの水分を吸収することで、サラサラにほぐれます。

②食パンを砂糖の入った容器に入れる
砂糖の入った容器に食パンを入れて、蓋をして数時間おきます。砂糖がパンに含まれる水分を吸収することでほぐれます。

③霧吹きで水をかける
霧吹きなどで水分を直接かけて、蓋をして数時間おきます。たくさんの砂糖が固まってしまった時に便利な方法です。ただたくさんかけ過ぎると、砂糖が溶けて、逆に固まってしまうこともあるので、1kgの砂糖に4〜5吹きを目安に、少量づつかけるようにしましょう。

＜参考元＞
農林水産省　砂糖の固まりを元に戻す方法があれば教えてください。
株式会社パールエース　砂糖が固まってしまったら　
食育のためのお砂糖研究所 シュガーラボ　いろいろ役に立つお砂糖のヒミツ