喫煙歴34年、ケイト・モスの変化がすごい?!長年の喫煙習慣が外見にもたらすショッキングな影響
ケイト・モスは、言わずと知れた1990年代のファッション・アイコンとなったイギリス出身のスーパーモデルである。当時、ケイトは中性的な外見と喫煙習慣、そして細身な体型から「ヘロインシック」と呼ばれていた。ケイト・モスはそう呼ばれることを嫌い、当時から、拒食症だったことも、ヘロインを使用したこともなかったという。しかし、長年の喫煙習慣は今もやめられずにいる。今回、メディアで報道されたケイトの最新画像は、タバコがいかに健康に有害で、外見にも悪影響を及ぼす可能性があることを証明している。
ケイト・モス(49歳)は、昨年、ビューティー&ウェルネスブランド、“コスモス(Cosmoss)”を立ち上げた際、「自分自身を大切にし始めたとき、物事が変わり始めた」と語っていた。“コスモス”は、自然由来の成分を使用した美容クリーム、オイル、お茶、香水などさまざまなアイテムを展開し、ケイト・モス自身のウェルネスの旅から得た知識と経験に基づいて開発されているとか。
そんなナチュラルでエフォートレスなムードが魅力のケイトだが、先日衝撃的な写真が報道された。ケイト・モス(49歳)のファンたちは、その写真に驚愕した。高級なロンドンのレストランの外で喫煙しているスーパーモデルを捉えたものだ。
(誰だかわからないくらい見た目が変化したケイト・モス)
先日公開された写真に写るケイト・モスが、あまりにも衝撃的に劣化しており、あるファンは「喫煙はケイトをこんなに老けさせた」と述べた。実際、喫煙は皮膚、歯、髪の毛、さらに内臓器官や人間の体のほとんどの部分に目に見える損傷を引き起こすことで知られている。
ロングアイランドのノースウェル・ヘルス(地域医療センター)の美容皮膚科医であるラマン・マダン医師は、「喫煙からは多くの化学物質が体内に摂取される。喫煙は、肌に大きな影響を与え、老化を早める可能性があり、コラーゲンの生成を減少させ、たるみや肌の変色を引き起す」と「ニューヨークポスト」に述べている。
喫煙による肌のたるみの影響は、腕、足、および胸部を含む体全体で見られ、喫煙者は、「肌は垂れ、胸のたるみも引き起こす場合もある」とマダン医師は警告する。また、喫煙は血管収縮によって髪にも影響を与える。血流が減少するため、髪の毛の毛根の寿命が短くなり、これが脱毛の原因となる可能性があるのだ。
これらの目に見える影響は口内でも見られる。喫煙は歯の黄ばみ、歯肉疾患、および歯のプラークの蓄積を引き起こす。また、黄斑変性症、ドライアイ、白内障など、眼の状態も悪化する可能性がある。手指もまた、喫煙によって影響を受ける部位であり、「血管収縮と血液供給の低下により、爪の形状を変化させたり、指が青や赤っぽく変色したりすることもある」と医師は述べている。
(ニューヨークのソーホーロフトで雑誌「Allure」のパーティーに出席したケイト・モスとリンダ・エヴァンジェリスタ。1994年、ニューヨーク)
自己免疫疾患を持つ人々は、喫煙によりさらなる問題を抱える可能性も示唆される。タバコは、皮膚に影響を及ぼす乾癬、全身性エリテマトーデスなどの疾患の悪化を引き起こす。喫煙によって引き起こされた皮膚の悩みを改善しようと、マイクロダーマブレイジョン(クリスタルピール)などの美容医療を行ったとしても、喫煙はそもそも傷の修復を妨げるため、美容効果が感じにくくなる可能性があるとマダン医師は警告する。
ケイト・モスはウェルネスブランドを立ち上げるなど、健康とウェルネスといった新たな分野にエネルギーを注いでいるが、喫煙の影響は依然として彼女の生活に影を落としている。彼女の外見や健康に影響を与えているたばこの影響は、34年にわたって蓄積されたものであり、その代償は大きいと言えるだろう。フィルターや修正が全くない今回のような写真ではごまかしようが無い。
出典:
Kate Moss & smoking: Experts share how cigarettes can ruin your looks
BACCY AT IT Kate Moss spotted smoking – after claiming she’d given it up and switched to vapes
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く