個性を選ぶか若さを選ぶか…専門家から「やりすぎ」と指摘された50代セレブの変貌ぶりから考えること
ノー・ダウトのボーカリストとして活躍、親日家としても知られているグウェン・ステファニー。あるセレブそっくりに変貌していく彼女にフォロワーたちが戸惑っている。
グウェンは現在53歳。インスタグラムにセルフィーをたびたびアップしているが、その姿は50代には見えない若々しさ。しかしフォロワーからは称賛よりも不自然すぎるという声が。皺ひとつないツルツルのおでこやほお、釣り上がったような目元に整形疑惑が浮上している。
ビバリーヒルズで多くのセレブを見てきた医師はエンタメサイト「レーダーオンライン」に「こんなに若く見える53歳は多くはない」とコメント。一見褒め言葉に見えるけれど「25歳のときの彼女の写真と比べてみれば何かをやっていること、やり過ぎていることがわかる」とダメ出しをしている。「ボトックスも打ちすぎだし、ヒアルロン酸などのフィラーも入れすぎだ」と具体的な指摘も。医師は「そういうやりすぎのルックスよりも、少しシワのある方が自然だし好ましい。こういうアンチエイジング系のプチ整形の目的は、いじっていないように見せること。最もいいのは若く見えて、それでいて何もしていないように見えることだ」。疑惑が浮上してしまうグウェンは失敗しているということになる。
キム・カーダシアンにそっくり?
実はグウェンにはこれまでにもたびたび整形疑惑が浮上している。3年前、50代に突入したときにはグラミー賞の授賞式に出席した彼女の顔があまりにも無表情だったことからボトックスの打ちすぎだと囁かれ、昨年12月にコンサートに出演したときにも唇が膨れていて別人のようだという声も。それでも本人は整形を認めていない。
ファンの中には「もはやグウェンには見えない」「キム・カーダシアンにそっくりになってきている」と指摘する人も。キムもこれまでたびたび整形疑惑が浮上している。元々顔立ちが似ているせいもあるが、同じようなアンチエイジングの手術を繰り返したことで瓜二つになってしまったのではないかと見られている。
ボトックスやフィラーはアンチエイジングの施術として一般人の間でも普及している。施術をするとみんなが同じ顔になっていくというのはホラー映画さながらだが、グウェンの顔を見ていると現実味を帯びてくる。個性が失われても若々しくいたいと思うのか、それとも自分らしい顔を選ぶのか。まさにエイジングに対する価値観を顔が物語る時代になったといえそう。
出典:Gwen Stefani Won't Admit To Plastic Surgery—But Fans Say She's Starting To Look Like Kim Kardashian!
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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