美肌のカギは上質な油を摂ること【セラピストいちおし】スキンケア以上に大切な「油の摂り方」

油の質が肌の健康を左右する

揚げ物を作った油の使い回し、夜に買ったお惣菜など、質の悪い油で胃もたれした経験はありませんか？私は実際に揚げ物料理で使った古い油をその後も使い続けて、どんでもなく肌荒れした経験があります。
質の悪い油は体調を左右するだけでなく、お肌の調子にもダイレクトに反映されるので、良い化粧品を使っていても摂る油が悪いと台無しです。
この記事で美肌を作るインナーケアとして良質な油をご紹介します。

古い油が体のもたらすダメージ

私は子供の頃からアトピー肌で、皮膚科の先生からは抗生物質の塗り薬を処方されながらも、できるだけ薬を使わずに、食事から良い油を摂るように勧められていました。

では、良い油とはどんな油でしょうか？

体に良い油とは

油は肉や魚、乳製品、植物など様々な食品に含まれていますが、それぞれの油により構成する脂肪酸が異なり、複数の脂肪酸で構成されています。食べ物の好き嫌いなどで偏った食生活を続けていると、食事から摂れる脂肪酸も偏りが生じてしまいますので、バランスよくいただくことが大事です。

その中でも良質な油として、積極的に摂取してほしい脂肪酸が二つあります。それは、n-3系多価不飽和脂肪酸と中鎖脂肪酸です。

積極的に摂ってほしい油①「n-3系多価不飽和脂肪酸」

魚の油として有名なDHAとEPA、エゴマ油や亜麻仁油に含まれるα-リノレン酸など「n-3系多価不飽和脂肪酸」と総称される脂肪酸です。

n-3系多価不飽和脂肪酸は血流の改善作用があり、中鎖脂肪酸は内臓脂肪をためないことが確認されています。これらの作用は現代人に有効と考えられるため、特に意識して摂取していただきたい脂肪酸です。

積極的に摂ってほしい油②「中鎖脂肪酸油（MCT）」

そしてもう一つが、ココナッツ油やパーム核油に多く含まれる「中鎖脂肪酸」です。

ＭＣＴは、一般的な脂肪酸とは代謝経路が異なるため、効率よく分解されてエネルギーとなり、脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。

身近な食材で作れるギー

中鎖脂肪酸(MCT)が多く含まれ、アーユルヴェーダで奇跡のオイル、万能オイルと言われているギーオイルがあるます。 中鎖脂肪酸は一般的な脂肪酸と比較して消化吸収が４倍ほど高く、10倍のスピードで体内で分解され、エネルギーとして燃焼されます。 つまり、脂肪になりにくいのでダイエット効果が高く、また海外ではスポーツ選手のエネルギー源としても重宝されています。ギーはバターから不純物、たんぱく質を除去した純粋なオイルです。
全てのドーシャを沈静させる働きがあり、アーユルヴェーダでは健康にもっとも有益だと言われています。

ギーは簡単に家庭で作ることができ、実際に手作りしたギーを食べることにより、美肌に効果のあったので、作り方をシェアします。

ぜひ、ギーを取り入れてみてくださいね。