体重が減っても変わらない【ぽっこりお腹になる理由】産後からゆるみっぱなしの骨盤底筋引き上げエクサ
「ダイエットをしてもなかなか痩せない」「全体は太っていないのにお腹だけがぽっこりしている」。そんな人はもしかすると、妊娠・出産後からずっと骨盤底筋をうまく使えていない可能性があります。今回はその原因と解決エクササイズを紹介します。
【体重が減っても変わらない】お腹ぽっこりの理由
「ダイエットをして体重が落ちたのにお腹ぽっこりだけが解消されない」という人は、もしかすると骨盤底筋の衰えが原因かもしれません。
骨盤底筋が使えていないと
・内臓が下垂してしまう
・骨盤底筋とつながりを持つ腹横筋が働きにくくなり、腹圧が保てない
以上のようなことが原因で、お腹だけがぽっこりするという結果になるのです。
感覚の難しい骨盤底筋を使うコツ
骨盤底筋を使うことで内臓を正しい位置に戻したり、腹圧を適切に保ちお腹ぽっこりを抑える働きを助けることができます。一方で骨盤底筋はとてもわかりにくい筋肉。筋肉のつながりや連動を利用することで使いやすくなります。骨盤底筋とつながりを持つ筋肉はいくつかありますが、そのうちの一つは内腿の筋肉(大内転筋)です。骨盤底筋の感覚がわかりにくい人は、内腿に力を入れ続けることでも、骨盤底筋を使うトレーニングになります。
【骨盤底筋を引き上げる!】お腹ぽっこり解決エクササイズ
骨盤底筋は横隔膜と連動して働くため、エクササイズの際に呼吸を止めないことがポイントです。息を吐く時に骨盤底筋に力を入れ、吸いながら緩めるようにしましょう。
⒈仰向けになり両膝を立てます。膝の幅はこぶしひとつ分にセットし、骨盤を自分の方に向けます。
⒉背骨が一つずつ床から離れるようにお尻をゆっくり持ち上げていきましょう。
⒊肋骨から骨盤までまっすぐになるよう身体を一直線にします。
ポイント
・膝の幅はこぶしひとつ分をキープし、開いていかないように意識しましょう。
・膣を締めるような意識で骨盤底筋を引き上げるとわかりやすいです。
・息を吐きながら骨盤底筋を引き上げて、息を吸いながら緩めると効果的に使うことができます。
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AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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