重ねて蒸して旬を丸ごと頂く「桜海老と春キャベツの重ね蒸しパスタ」【目にも体にも優しいごはん】
目にも体にも優しいごはん。そのレシピと、心地よく楽しんで作るためのヒントをご紹介します。
春を告げるルビー桜海老
さくらと共に春を告げる、駿河湾の色鮮やかな紅玉(ルビー)と言われる桜海老。
昨年は不漁で残念でしたが、本年度は豊漁ということで、春の旬を安定して頂くことができそうです。是非ともこの時期に食べておきたい一品ですね。
生で丼ももちろん美味しいのですが、おすすめの食べ方は、重ね蒸し。
旬の春キャベツと一緒に重ねてフライパンで蒸すことで、うま味も栄養も逃さずに丸ごといただけます。
桜海老は、免疫力向上や疲労回復効果が高く、身心が重く不安定になりがちなこのカパの時期にぴったりな食材です。また、食物繊維たっぷりの春キャベツと一緒に食べることで、春に必要なデトックスも進みそうです。
今回は、この重ね蒸しを使って簡単パスタを作っていきます。
桜海老と春キャベツの重ね蒸しパスタ
同じく旬の新じゃがと、うま味を優しく引き出す塩こうじも一緒に使って重ね蒸しをしていき、茹でたパスタと合わせていきます。
【材料2人分】
(重ね蒸し)
・桜海老(生)‥‥‥‥‥‥20g
・春キャベツ‥‥‥‥‥‥4〜5枚(200g程) (4cm角カット)
・新じゃが‥‥‥‥‥‥‥小1〜2個 (2〜3mmいちょう切り)
(調味料)
・塩こうじ‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
・にんにく‥‥‥‥‥‥‥ひとかけ(薄いスライス)
・鷹の爪(スライス)‥‥‥適量
・オリーブオイル‥‥‥‥大さじ2
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1/2カップ
・パスタ‥‥‥‥‥‥‥‥2人前
・茹でる用の水・塩‥‥‥‥適量
【作り方】
1. フライパンにオリーブオイル・にんにくを入れ、色付くまで熱したら火を止め、鷹の爪・塩こうじを加えます。
2. 1の上に、春キャベツ→新じゃが→桜海老の順番で具材を重ねます。
3. 水1/2カップを回し入れたら火をかけ、沸騰したらフタをして、中火で7分ほど蒸します。パスタも同じタイミングで仕上がるように、鍋で塩茹でしましょう。
4. じゃがいもがホロっと崩れる程度で火を止め、ソースが少ないようであればパスタの茹で汁を加え、乳化させるようによく混ぜ合わせます。
5. 茹で上がったパスタを加え、ソースとよく絡めて出来上がり。必要があれば塩こしょうで味を整えます。
桜海老のスープにアレンジも
この重ね蒸しにブイヨンを加えて、桜海老のスープにするのもおすすめです。甲殻類のうま味と春キャベツの甘さが引き立つ簡単サイドメニューになりますね。
うま味と栄養を逃さず引き出す重ね蒸しで、春の旬をまるごと頂いてみてください。
AUTHOR
山田直
ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰
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