歌手シャナイア・トゥエイン|60歳目前でトップレス写真を披露。写真に込めたメッセージとは?
これまでグラミー賞を5回受賞し、アメリカで揺るぎない人気を誇るカントリー歌手のシャナイア・トゥウェイン(57歳)。2月にはニューアルバム「Queen of Me(クイーン・オブ・ミー)」をリリースし、最新シングル「Waking Up Dreaming(ウェイキング・アップ・ドリーミング)」ではトップレスでジャケットを飾り、年齢を感じさせない若見えボディを披露した。60歳目前のシャナイアだが、昔よりも自分の体に「心地よさ」を感じているという。
更年期を迎えた新しいカラダ
最新シングル「Waking Up Dreaming(ウェイキング・アップ・ドリーミング)」のジャケット撮影にトップレスで臨んだシャナイア・トゥウェインは、最新インタビューでそのときの様子を次のように語っている。「正直、ヌード撮影をするのがどれだけ気持ちよかったか、伝えきれないくらい。更年期を迎えた一人の女性として、自分の新しい体を恥じることなく、ただただ、そう思ったんです。感情的になることもなく、ただ自分自身についてOKだと感じたんです。本当に解放的な気持ちでした」。
クイーン・オブ・ミー(自分自身の女王)として
「世間に『私は自分の体に自信を持っていて、自分自身の女王(ニューアルバム名「Queen of Me(クイーン・オブ・ミー)』と公言している以上、私にはその自信を音楽やアートを通じて表現する使命があります。そして、それが私にとって素晴らしい充実感となっているのです」とシャナイアは語っている。
2022年、ピープルズ・チョイス・アワードでミュージック・アイコン賞を受賞し、赤いレザーのアンサンブル、そしてぴったりとしたラインストーンのジャンプスーツを着て登場し、年齢を全く感じさせない姿で観客を魅了した。
自意識過剰から心地のよい自信へと変化
そんな自信に満ち溢れたシャナイアだが、若い頃は自意識過剰なため、水着を着てビーチに行くことはなかったという。しかし、50代後半を迎えた今、自分自身に対する自信が劇的に変わった、と語っている。「衣服に隠す必要はない」と宣言する。
シャナイア・トゥエインのボディポジティブな姿勢が初めて脚光を浴びたのは、デビュー曲のミュージックビデオ「What Made You Say That」をリリースした1993年だ。このビデオで、シャナイアは、自信たっぷりにお腹を露出し、ノーブラ姿が映し出されていた。年齢とともに、自分のボディイメージにまつわる世間からのプレッシャーを感じるようになったものの、そのプレッシャーに屈して隠れるのではなく、自分の体を受け入れるようになったという。
(日本のテレビコマーシャルにもかつて起用されたヒット曲「アップ!」)
「自分に自信をもつ」勇気を全世代に届ける
シャナイアは「私は変化する体を受け入れています。子供時代から10代にかけて、そして引き締まった20代や30代の自分から更年期の体に変わるまで、本来自分の体をただ受け入れるべきなのです。恥ずかしがるべきではありません。私はその勇気を持ちたいし、音楽活動を通じて、その勇気を皆さんにシェアしたいと思っています」と述べた。
かつてないほど自分の体に自信を持つシャナイアは、「恐怖や自己意識の壁に隠れる必要はありません。若かろうと、年を重ねようと、自分の体を隠す必要などありません」と語り、自分の自信が世の中の女性たちのインスピレーションになることを願って、音楽を届け続けている。
出典:
Embracing my body as it changes’: How Shania Twain found confidence in menopause
Shania Twain admits she is 'unashamed' of her 'menopausal body' as she poses nude at 57
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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