【更年期の感情老化をストップ!】脳を鍛えて幸福感を高める「3つの工夫」

 【更年期の感情老化をストップ!】脳を鍛えて幸福感を高める「3つの工夫」
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永田京子
永田京子
2023-02-26

皆さんは、「震えるほど感動した」「わくわくが止まらない」「叫び出したいくらいドキドキしている」…そんな経験を大人になってからしていますか? 実は感情を動かすこと、つまり感動することは、私たちの心や体の健康にとても大きな影響を与えています。今回は、“感情力”を高めて、より幸せに過ごすための3つの方法をご紹介します。

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“感動”には人間ならではの特徴が関係している

感動、つまり、感情が動くということは、実は私たちの脳にとっては最高のご馳走です。人間の脳と、人間以外の動物の脳の大きな違いはなんでしょうか?それは、脳の前頭葉です。前頭葉は、何か物事を考える、気持ちや感情をコントロールする、やる気や意欲を出す、判断をするといった大切な役割を担っている部分です。この前頭葉が動物のなかでも飛び抜けて発達しているため、人間は考えたり感情をコントロールしたりといった“人間らしさ”を発揮できるともいえます。

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前頭葉は脳のうち前側、おでこ側の部分にある。(出典)イラストAC

一方で、前頭葉の働きが鈍くなると、何を見てもつまらなく感じたり、やる気が起きなかったり、気持ちの切り替えができず引きずってしまったり、頑固になってしまったり…といった、いわゆる「感情の老化」につながります。また、使わない筋肉が衰えるのと同様、脳も使わないと衰えていってしまいます。

感情の老化を防ぐには“感動”が特効薬

感情の老化を防いで脳を活性化させるには、勉強を始める、考え事をする、といった頭を使うこともよいでしょう。ただ、今回は「感動する」「感情を動かす」ことを強くお勧めしたいと思います。感動すると、私たちの脳内では幸せや快感を感じさせてくれる「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌されます。このドーパミンには、脳を活性化させるだけではなく、ストレスを緩和させたり、免疫力を向上させる働きがあります。そのため、感動することは、私たちの脳と心と体の健康を良くしてくれる“特効薬”とも呼べるのです。この感動する力“感情力”を高めるにはどうすればよいのでしょうか。ここからはすぐにでも始められる3つのコツを紹介します。

最近何を見ても面白く感じない、若い頃と比べるとあまり感動しなくなった…と感じているならば、ぜひ試してみてください。脳の前頭葉が活性化し、感情力が高まって、たとえ同じ生活でもきっと見える彩りが変わってくるでしょう。

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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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