【更年期の乗り越え方】アーユルヴェーダで考える、更年期の症状別「オイルマッサージ&ワーク」

 【更年期の乗り越え方】アーユルヴェーダで考える、更年期の症状別「オイルマッサージ&ワーク」
Shoko Matsuhashi

女性の人生における、通過点のひとつである更年期。この時期を「魂の成長過程」と捉えるアーユルヴェーダの考え方をもとに、変化していく自分を受け入れ、快く過ごしましょう。

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更年期は「ヴァータ」が優勢に オイルマッサージ&ヨガで整えよう

ヴァータの悪影響をオイルマッサージが打ち消す
更年期症状を和らげるには、オイルマッサージが効果的です。
「ヴァータが優勢になる更年期は、『冷たい』『乾燥』『軽い』『動く』というヴァータの性質が過剰になって悪影響を及ぼします。オイルマッサージを行うと、体が温まり、油性を補うことができるため、ヴァータの増悪した状況を緩和することができるのです」と山田先生。
特にマッサージを行いたい部位が、頭と脚。
「頭をマッサージすることで自律神経を調節。また、脚をマッサージすることで全身の血液の巡りが良くなり、更年期のさまざまな不調を解消しやすくなります。マッサージを行うときは、手のひら全体を肌に密着させ、少しスピーディに行うとオイルが浸透しやすくなります。マッサージのタイミングは朝行うと一日を快適に過ごすことができますが、忙しい日は夜でも構いません」
そのうえで、次から紹介するドーシャ別の症状をチェック。該当項目の多いドーシャの乱れを整えるオイルマッサージとヨガを行うことで、更年期症状をより緩和しやすくなります。

あなたの症状はどのドーシャの乱れ?ドーシャ症状別のオイルマッサージ&ヨガ

※症状が重い時は、他の重篤な疾患のある可能性があるので、早めに専門医の診察を受けることをおすすめします。

症状をチェック!
☑ 眠れない
☑ 不安
☑ うつ気味だ
☑ 集中力が低下した
☑ 皮膚が乾燥する
☑ 腹部に膨満感がある
☑ 便秘だ
☑ 食欲がない

⇒当てはまる場合はヴァータ症状

「動く」特性が強まり、動きすぎて心と体が不安定に
ヴァータのエネルギーの乱れは「動く」特性を強めてしまい、動きすぎることで心や体を不安定にします。ヴァータ症状を解消するには、意識的にリラックスすることが大切。睡眠時間も長めに8時間とりましょう。また、日常生活に楽しいことやうれしいと思えることを積極的に取り入れ、自分自身を満たすことも不安定な状態を落ち着かせるポイント。食事は甘味、酸味、塩味を多めにとると乱れたエネルギーを調整しやすくなります。

POINT!
睡眠時間は…8時間
味覚は…甘味・酸味・塩味

(頭・脚)+腰&下腹部のマッサージ

腰と下腹部はヴァータのエネルギーが集まる場所。そこをマッサージし、ヴァータの乱れを整えることで症状を和らげることができます。

腰【5回】

腰の中心にオイルを塗る。右手を腰にあて、手のひら全体で時計回りに円を描くようにマッサージし、オイルをすり込む。

アーユルヴェーダで考えるドーシャ症状別・更年期の乗り越え方③
photo by  Shoko Matsuhashi

下腹部【5回】

おへその下にオイルを塗る。右手を下腹部にあて、手のひら全体で時計回りに円を描くようにマッサージし、オイルをすり込んで。

アーユルヴェーダで考えるドーシャ症状別・更年期の乗り越え方③
photo by  Shoko Matsuhashi

ヴァータを整えるのは骨盤まわりを活性化するポーズ

ダウンドッグ

足に力を入れ、不安定な心身を落ち着かせる
骨盤を後ろに引き、足を床に根づかせるように行うことでヴァータの乱れによる不安定さを解消。また、額をブロックにおき、頭の重さをサポートすることで副交感神経を優位に。

◎ゆっくり5呼吸
四つん這いになり、足先を立てる。両手でマットを押し、お尻を高く上げてかかとを下ろし、額をブロックにのせる。

アーユルヴェーダで考えるドーシャ症状別・更年期の乗り越え方③
photo by  Shoko Matsuhashi

横たわった合せきのポーズ

骨盤内の血流を良くしエネルギーを活性化
ヴァータが集まる骨盤内の血流を高めてエネルギーを調整。胸を開くことでも不安を手放しやすくなります。

◎ゆっくり5呼吸
低いブロックの上にボルスターを乗せ、傾斜をつける。お尻の下にタオルを敷き、ボルスターから手のひら縦1枚分のところに腰をセット。上半身をボルスターに預け、両足裏を合わせる。膝が開きすぎないように、両足の甲をタオルで巻き、足首の下にタオルを敷く。

アーユルヴェーダで考えるドーシャ症状別・更年期の乗り越え方③
photo by  Shoko Matsuhashi

更年期のヨガはゆだねることが大切です(綾先生)
プロップス等に身をゆだね、サポートされる安心感を得ることで、変化していく自分を受け入れることができます。

アーユルヴェーダで考えるドーシャ症状別・更年期の乗り越え方③
綾先生
photo by  Shoko Matsuhashi

教えてくれたのは…山田 泉先生
英国アーユルヴェーダカレッジ校長。The College of Ayurveda,UK認定アーユルヴェーダセラピスト。2006年からアーユルヴェーダセラピストの養成スクールを運営している。

モデル…熊澤枝里子さん
モデル、ピラティスティーチャー、美容薬膳家。2014年にピラティスインストラクターの資格を取得。美容薬膳家としてメディアでレシピやコラムを執筆する他、毎月行なっている『クマピラ』(マイクラス)も人気!!@kumako_pilates

ヨガポーズ指導は…綾先生
ヨガインストラクター。英国アーユルヴェーダカレッジ卒業。女性のライフステージにそったヨガを指導。

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photos by Shoko Matsuhashi
hair&make-up by Rika Imazeki(P-cott)
text by Minako Noguchi
yoga Journal日本版Vol.81掲載

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ヨガジャーナル 日本版編集部

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