【お悩み相談】肌がカサカサ…どうにもならない? #毒出し保健室
アーユルヴェーダアドバイザーからのアドバイス
【原因】乾燥性のエネルギーが増大している可能性あり
秋冬など、湿度が下がり乾燥が気になる季節は、私たち人間の体も乾燥しやすくなります。もちろんお肌も例外ではありません。
加えて、Fさんの場合は、冷えや血行不良、また便秘にも悩んでいらっしゃるとのことですので、もしかしたら乾燥性のエネルギーが強くなりがちな体質をお持ちなのかもしれません。
こうした乾燥性エネルギーが強くなる方は年齢を重ねることによって増えてくるとも、アーユルヴェーダでは考えられています。
【提案1】体の外側を 温める+潤す
乾燥対策には、保湿というのは聞いたことがあるかもしれませんが、アーユルヴェーダでは「温める」をプラスします。Fさんの場合は、冷えや血行不良も感じているので有効ではないかと思っています。
おすすめは、フェイシャルスチーム(蒸気を顔にあてる美顔法)。顔にスチームをあてることによって、肌の血行も良くなりますし、顔の毛穴が開くので汚れや老廃物を洗い流すことができるので、W洗顔しなくても効率的に汚れを落とせておすすめですよ。
1.洗面器にお好みのフレッシュハーブ or エッセンシャルオイル(おすすめは後述します)を入れ、熱湯を注ぎます。
2. 洗顔
3.顔をお湯に近づけ(大体20cm程度)、バスタオルを頭からかけて蒸し風呂のような状態にします。
4.目を閉じて、鼻から蒸気を吸い込みリラックス。1分程度で終了です。
5. 保湿
余談ですが、上述のお湯を利用し、タオルを濡らして温湿布にしたり、手浴や足浴で血行を良くするなどもおすすめです。
乾燥肌さんの方におすすめのハーブやエッセンシャルオイルは以下を参考にしてみて下さいね。
・ローズマリー: 肌を活性化
・ラベンダー: リラックス効果
・フランキンセンス: リラックス効果、老化防止
・ゼラニウム: ホルモンバランスの乱れにも有効
また保湿の際は、スキンケアにホワイトセサミオイルをプラスするのがいいと思います。セサミオイルは温めパワーが絶大なのでおすすめです。お顔のスキンケア以外にも全身の乾燥が気になる箇所に使えるので、冬場は特に常備しておくといいかもしれませんね。
【提案2】体の内側を 温める+潤す
便秘や冷えの症状があるFさんの場合は、体の内側も乾燥と冷えがある可能性がありますので、体の中に取り入れるもの(お食事や飲み物など)を意識してみましょう。
お食事や飲み物は、体を冷やすものはなるべく避けて。
また、手軽な方法としてギーを取り入れることもおすすめです。アーユルヴェーダでは、「ギーは消化力を助けるオイル」と言われています。そのまま食べるのも有りですし、食パンやコーヒーにプラスするのも◎。もし良ければ、ご家族が揃う夜ゴハンの時間にギーを使ったスパイスカレーなどを作ってみてはいかがでしょうか。
加えて、普段から入浴や適度な運動などで汗をかくことを意識して、天然の保湿成分の分泌を促すようにしてみると、だいぶ肌質も変わってくると思いますよ。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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