【眠れないのは頭の緊張が原因⁉】頭蓋骨をゆるめて快眠に導く「頭皮ヨガ」メソッド
この連載では、50代女性が抱える「首から上」の悩みを解消する「頭皮ヨガ」を美都くらら先生がレクチャーします。今回のテーマは「睡眠」。寝不足は、翌日のパフォーマンスが下がるだけでなく美容にとっても大敵。思考が忙しく働き頭が休まらないときに効果的な、寝転んだままできて頭蓋骨をゆるめる頭皮ヨガワークをご紹介します。
白髪、頭痛、肩凝り……「頭皮ヨガ」で首から上を動かして軽減
「デスクワークや家事に育児、長時間のスマホ利用により同じ姿勢でいることが多くなっていませんか。またマスクによって顔の動きや、人との会話が減ったという人も多いのではないでしょぅか。このような生活習慣は、あらゆる不調につながる可能性があります。たとえば血液は心臓のポンプ作用のほか、筋肉のポンプ作用によって全身を循環していますが、筋肉が緊張した状態が続いたり、筋肉を使う機会が減ったりして血行不良になると白髪や頭痛、肩凝り、顔のたるみ、むくみなどが生じると考えられます。
『頭皮ヨガ』は、指圧、マッサージ、ストレッチなどで頭・肩・首まわりの筋肉と筋膜の緊張をほぐすメソッドです。頭部の血液は肩、首の太い血管を通って頭皮に流れます。そのため『頭皮』だけでなく『首から上』の筋肉を刺激し血行を改善すると、さまざまな不調や悩みの緩和が期待できます」(美都くらら先生)
ベッドの上で簡単!頭蓋骨をほぐし「睡眠の質」を上げる方法とは?
「考え事が多かったり集中や緊張、ストレスを受ける場面が重なり、ベッドに入っても寝つけないことはありませんか。そんなときに取り入れたいのが、頭蓋骨をゆるめる頭皮ヨガワーク。頭蓋は15種類・23個の骨がパズルのように組み合わさって構成され、それをつなぐのが『縫合』という部分です。縫合部分はガチガチにつながれているわけではなく、ごくわずかな伸縮性があると言われていますが、頭が疲れて周りの筋肉が硬くなると伸縮しにくい状態に。ご紹介するワークで耳を刺激し、側頭筋やその下に位置する側頭骨、蝶形骨などの頭蓋骨をゆるめると頭がリラックスしてぐっすり眠れます」(美都くらら先生)
仰向け合せきポーズ×側頭筋ほぐし
目的と効果:耳の横から起始する側頭筋をほぐし、側頭骨と蝶形骨の硬さを取って頭の緊張を手放す。
1.仰向けになり、左右の足裏を合わせ両腕は体の横。股関節が硬くて開かない場合、かかとをお尻から離してもOK。
2.手で左右の耳たぶを持ち、両腕を床に預けて胸を開く。耳たぶを気持ちいいと感じる強さで横に引っ張る。 3~5呼吸。
仰向け合せきポーズ×頭蓋骨リラックス
目的と効果: 手のひらのぬくもりを感じながら、ゆっくりとした呼吸で副交感神経を働かせて頭を鎮める。
1.仰向けになり、左右の足裏を合わせ両腕は体の横。股関節が硬くて開かない場合、かかとをお尻から離してもOK。
2.両手のひらで頭を包み込みながら、吸う息より吐く息を長くして鼻呼吸を繰り返す。それにより交感神経を鎮め副交感神経を優位に。3~5呼吸。
教えてくれたのは…美都くらら先生
YMCメディカルトレーナーズスクールヨガ講師、ヨガリフレクソロジーインストラクター、小顔フェイシャルヨガインストラクター。宝塚歌劇団星組娘役として活躍し、ヨガ・ピラティスを在団中からセルフメンテナンスとして取り入れる。退団後、指導者資格を取得し現在はYMC新宿校で指導を行う。
【美都くらら先生のオンラインセミナー情報】「美都くららが教えるリフレッシュ『セルフヘッドケアヨガ』」IHTAのHPにて申込受付中。
●RYT500対象/1.5時間(後日視聴受付可)
●日時:2022年12月16日(金)14:30~16:00
●開催場所:Zoomを使ったオンラインセミナー
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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