【50代から加速するフェイスラインのたるみ予防に】顔・首の筋肉を鍛えて引き上げる「頭皮ヨガ」
この連載では、50代女性が抱える「首から上」の悩みを解消する「頭皮ヨガ」を美都くらら先生がレクチャーします。今回のテーマは「顔まわりのアンチエイジング」。最近、写真撮影や鏡を見るのが憂鬱で……。そんな悩みが晴れるリフトアップ効果の高い頭皮ヨガワークをご紹介します。
白髪、頭痛、肩凝り……「頭皮ヨガ」で首から上を動かして軽減
「デスクワークや家事に育児、長時間のスマホ利用により同じ姿勢でいることが多くなっていませんか。またマスクによって顔の動きや、人との会話が減ったという人も多いのではないでしょぅか。このような生活習慣は、あらゆる不調につながる可能性があります。たとえば血液は心臓のポンプ作用のほか、筋肉のポンプ作用によって全身を循環していますが、筋肉が緊張した状態が続いたり、筋肉を使う機会が減ったりして血行不良になると白髪や頭痛、肩凝り、顔のたるみ、むくみなどが生じると考えられます。
『頭皮ヨガ』は、指圧、マッサージ、ストレッチなどで頭・肩・首まわりの筋肉と筋膜の緊張をほぐすメソッドです。頭部の血液は肩、首の太い血管を通って頭皮に流れます。そのため『頭皮』だけでなく『首から上』の筋肉を刺激し血行を改善すると、さまざまな不調や悩みの緩和が期待できます」(美都くらら先生)
フェイスラインのたるみを防ぐ「表情筋・広頸筋ストレッチ」
「顔の表情筋は皮筋(ひきん)と呼ばれ、筋膜や腱などから皮膚につく筋肉を指します。皮膚についている表情筋が衰えると、皮膚も影響を受けてたるみやほうれい線が濃くなる原因に。そうなる前に適切なストレッチを行い、筋肉を衰えさせないことが大切です。今回はフェイスラインの筋肉を鍛えるワークと、首の前側に位置する広頸筋のストレッチワークをご紹介。見た目のアンチエイジング効果が期待できます」(美都くらら先生)
舌回し
目的と効果:舌を動かすことでフェイスラインの筋肉強化と血液を促進し、顔まわりのたるみを予防。
1.椅子に座り左右の坐骨で座面を捉え、骨盤を立てる。肩先と耳のラインを揃え、背骨と頭頂を引き上げる。
2.口を閉じて舌で歯茎をなめるように、右回りに1周・1呼吸のペースでゆっくり大きく舌を回す。
3.同様に1呼吸・1周のペースで、左回りもゆっくり行って。左右5回。
効果UPのポイント: 筋肉をしっかり刺激するには、舌を早く回さず「口の中をアイロンがけするようなイメージ」で行うこと。
できる人は
1.床に座り両膝を曲げ、左右の足裏を合わせ背筋を伸ばす。
2.上半身を前に倒し、両腕は膝の下を通り手のひらを足の甲に添える。
3.上半身を深く倒し、前腕は床につけ、この状態で舌回しを行う。頭を下にすることで顔まわりの血液循環がアップ。
広頸筋ストレッチ
目的と効果: 口角を下げる作用がある広頸筋を伸ばし、緊張を取って表情筋が下に引っ張られるのを防ぐ。
1.椅子に座り、左右の坐骨で座面を捉え、骨盤を立てる。腕をクロスさせて鎖骨の上に手のひらをセット。手の重さで筋肉を押し下げながら、あごを持ち上げて鎖骨とフェイスラインを遠ざける。3~5呼吸。
NG
背中が丸まり首が詰まった状態で行っても効果なし。背骨と頭頂を引き上げ、首の後ろにこぶし一個分のスペースを確保した姿勢がベスト。
教えてくれたのは…美都くらら先生
YMCメディカルトレーナーズスクールヨガ講師、ヨガリフレクソロジーインストラクター、小顔フェイシャルヨガインストラクター。宝塚歌劇団星組娘役として活躍し、ヨガ・ピラティスを在団中からセルフメンテナンスとして取り入れる。退団後、指導者資格を取得し現在はYMC新宿校で指導を行う。
【美都くらら先生のオンラインセミナー情報】「美都くららが教えるリフレッシュ『セルフヘッドケアヨガ』」IHTAのHPにて申込受付中。
●RYT500対象/1.5時間(後日視聴受付可)
●日時:2022年12月16日(金)14:30~16:00
●開催場所:Zoomを使ったオンラインセミナー
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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