【たった10秒で変わる】シワ改善・たるみスッキリ！アンチエイジング効果も「頭皮リンパケア」

リンパの役割

リンパは、「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」の総称になります。血液は心臓をポンプとして、体全体に循環をしていきます。しかし、リンパ液はポンプの役割をしてくれるものがないため、筋肉を動かして流していくことになります。分かりやすく言うのなら、血液は巡るもので、リンパ液は一方通行のようなもの。ちなみに、リンパ液は体液のひとつで大部分が「水分」になります。

リンパ節は、リンパ管の中継点になります。リンパ管の中を流れてきた老廃物、異物や病原体を捉えて処理をするという、フィルターのような働きをします。からだに600〜800個ほどあると言われています。

リンパケアで改善できること・注意点

リンパケアを行うことでどのような効果が期待できるのでしょうか。主な効果としては、

・筋肉の硬さがほぐれる
・老廃物が排出され、栄養の吸収率がアップする
・肩こりや首こりの緩和
・免疫力のアップ
・病気への予防
・美肌効果
・ストレスの軽減

が挙げられます。リンパケアを行うメリットは様々ですが、注意点もいくつかあります。

・自分で気持ちが良いと感じる圧を心がける
・体調と相談をして無理をしない
・食後は避ける（１時間ほど空ける）
・低血圧の方は、末端部分から少しずつ範囲を広げていく
・高血圧の方は、頭頂部の筋肉ほぐしを強く行わず、優しくほぐす
・生理中の方は、血流の流れがよくなりやすいので貧血気味の場合は気をつける
・妊娠初期の方は、安定期になってから行う

リンパケアは一部分だけ行っても大丈夫ですが、自分の体調に合わせて行うようにしてください。自分のからだと対話をしながら行うことをオススメします。

アンチエイジング効果も！簡単【頭皮のリンパケア】

からだで硬い部分は、リンパの流れが悪いと言えます。特に寒くなると、からだのあちこちが硬く感じますよね。わたしもからだのあちこちが硬く感じて、巡りの悪さを痛感します。からだが冷えると、リンパの流れが悪くなるからです。 今回は、特にケアを忘れがちで硬くなりやすい頭皮のリンパケアを紹介します。

頭皮が硬くなる原因は、

・ストレス
・脳を使いすぎる
・帽子をよくかぶる
・髪を後ろに引っ張って結ぶ

などが挙げられます。頭皮と顔の皮膚はつながっているので、頭皮が硬くなると顔にシワがふえてきたり、頭皮に弾力がなくなるとたるみにつながるなど、美容面にも影響します。若々しい印象を保つためにも、頭皮ケアを意識的に行っていきましょう。

今回は、簡単にできる頭皮のリンパケア【側頭筋ほぐし】と【後頭骨ほぐし】をお伝えします。 

【側頭筋ほぐし】やり方

①耳の周りにある「側頭筋」に、親指以外の４本の指を軽くあてる

②筋肉をゆすって動かしていく

③指の位置を移動させながら、広範囲をほぐしていく

【期待される効果】 

・たるみ予防
・ほうれい線が深くなる予防
・むくみ改善
・偏頭痛の予防
・白髪予防

  【後頭骨ほぐし】やり方

①後頭骨を両手でつつみこむ

②親指を首と頭の付け根にあてる

③奥に向かうイメージでグッと親指を押していく

④指をずらしていく 

【期待される効果】 

・血行促進
・目の疲れの緩和
・首、肩こり緩和
・疲労回復
・ストレス緩和 

スキンケアなどでのアンチエイジングケアも大事ですが、リンパを流して内側からアプローチすることも大切です。どちらも上手に活用して美しさに磨きをかけていきましょう。どちらのほぐしも10秒ほどあればできるので自宅や職場などスキマ時間をみつけて、ぜひ継続して行ってみてくださいね。

動画でやり方を見たい方はこちら