生ゴミを減らすには|コンポストを使えない人への生ゴミ削減ヒント #わたしのサステナブルウィッシュ

 生ゴミを減らすには|コンポストを使えない人への生ゴミ削減ヒント #わたしのサステナブルウィッシュ
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毎月1つずつエコな目標に取り組む #わたしのサステナブルウィッシュ2022 2022年のサステナブルウィッシュは一般人であるわたしの日々の暮らしにより自然環境に善い行い落とし込んでいくことを目指しています。今回フォーカスしたのが、生ゴミを減らすことです。

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今回フォーカスしたのが生ゴミを減らすというチャレンジ。プラスチックごみについての環境負荷はよく騒がれる一方で「生ゴミの何が問題?」と聞かれるとつい口がモゴモゴしてしまう私でしたが、実はかなりの負担がかかってるということを知りました。

最近はコンポストも流行っていますが、何らかの事情でコンポストができない方の参考になれば嬉しいです。

生ゴミの何が問題?

 Gary Chan
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家庭から出る生ごみは多くが野菜くずや果物の皮だそう。それらの食材は、重量のおよそ80〜90%以上に水分が含まれているとのこと。つまり生ごみはそのまま焼却するには水分が多く、もはや水を燃やしているようなもの。(参考図書: 『生ごみは可燃ごみか 』福渡 和子 著)

水を燃やすことをイメージしてみて下さい。恥ずかしながら科学的なことには知識や教養が乏しいわたしですが、焼却効率が悪いということはなんとなく分かります。焼却効率が悪いということは、たくさんのエネルギーと多くのコストが必要に。そして、もちろん温室効果ガスも排出してしまいます。

キッチンの生ゴミを減らすために取り組んだこと

Photo by leonie wise on Unsplash
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1.必要な食材だけを買う

必要な食材だけを買うことってすごく当たり前のことなんですが、食べ物が溢れている現代においては、意識しないと難しいものです。

例えば、わたしの場合、値段も含めて何も気にせずに買い物をした場合、レジに行くまでの間の買い物カゴはパンパンになってしまいます(実際は、値段を見て我に返ることは多いのですが)。いずれにしても、これだけ”魅力的な”食べ物が所狭しと並ぶ現代では、必要以上に食べ物を買い込んでしまいます。

必要な食材だけを買うためには、

・献立を考える

・買い物リストを守る

といった、シンプルで当たり前のことですがこれを従順に行うことが大切だと思っています。

一方で、もともとわたしは所有欲がかなり高く(牡牛座なわたしは所有欲が強い星のもとで生まれたそう)「色々なモノを買って満たされたい」というタイプの人間です。なので買い物と名のつく行為では、必要以上にモノを買い占めたくなってしまいます。そして、献立や買い物リストに縛られることはそこまで好きではありません(笑)

なので、1週間に1−2回の買い物で済ませるようにしているのと、なるべく食材の買い物の際は楽しくするようにも心がけています。旬の野菜や果物を献立に入れるのも一つの方法。また、いつくも入っているパッケージ化された食材ではなくて、バラ売りで買うようにすると、1週間使う食材もバラエティーが豊富になってきて楽しくなります。

2.皮まで食べられる食材を買う

野菜や果物の皮ごと食べられる食材も、時々買ったりします。もちろんお値段的に毎回とはいきませんが、余裕がある時や「これ絶対美味しいやつだ」と分かる時などはそうします。予算オーバーしたら、どこかで微調整していけば◎。

わたしが皮ごと食べれる食材で今、意識的に買っているのが玉ねぎ。玉ねぎの茶色い皮には、体に嬉しい効果がいっぱいの「ケルセチン」というポリフェノールの一種が豊富に含まれているそうです。このケルセチンは、血液をサラサラにして、善玉コレステロールを増やして悪玉コレストロールを減少させるといった嬉しい作用があるんだとか。

たまねぎの皮を使って作る玉ねぎ茶は、そのまま飲むこともできますし、野菜だしとしても使えるのでかなりおすすめ。多めに作って冷凍するのも◎。

3. 食べる分量だけ作る

引っ越しを機に電子レンジを卒業しました。今は、作り置きということは基本的にはせず、食べる分量だけ作るというスタイルにシフトしました。

それまでは、余っても「明日、温めて食べれればいいや」という感じでしたが、電子レンジもなくなった今、温めようとするとコンロを使って蒸して温めるという原始的な方法を選択しなければなりません。もしくは、アレンジして新しい料理を作るの二択。どちらも時々はしますが、食べる分量だけ作れば、毎回出来たての料理を食べれることもできます。

美味しいのはもちろんですが、鮮度が高い作りたて食事はエネルギーに溢れ、身体と心を滋養してくれると東洋医学では言われています。

もちろん、毎食(特に一人で食べる平日のお昼ごはん)出来たての料理を作るのに時々「ちょっと面倒くさい」と感じる時ももちろんあるんですが、これも慣れ。なるべく「重い腰を上げて」という風にはしたくないので、億劫さを感じている時は好きな音楽をかけたり、オーディブルを聴いたりして楽しみながらキッチンに立つようにしています。

それでもやっぱり出る生ゴミは水切り

Photo by Tangerine Newt on Unsplash
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どれだけ意識していても、やはり生ごみは出ます。そして我が家はコンポストをしていないので、ゴミ箱行きです。出てしまったゴミをなるべく環境に負荷ない状態でゴミ箱へ入れることが大切なのかなと思います。

生ゴミの約80%は水分です。
そして、生ゴミを水切りをすることで、重量の約10%を減らすことができ、ゴミの減量、また温室効果ガスの削減にも効果的と言われています。

水切りをしてあげることで、よく言われる生ゴミの悪臭を減らすことにも役立ちます。なぜなら、原因となっているのが生ごみに含まれる水分だから。

生ゴミの水切り方法は色々ありますが、わたしは色々試してみて結果、新聞紙を使用するのが一番しっくりきました。

野菜の皮や調理くずなどは、三角コーナーや排水口内の水切りかごに入れないで、新聞紙の上や紙箱などしばらく置いて、乾かしてから捨てるようにするだけ。

最近は生ゴミ処理機もいいものが増えているようなので、そういったものを検討してみるのもありかと思います。

小さなことを意識的に行うことが大切

Photo by Louis Hansel on Unsplash
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本当に小さなことなんですが、それでも母数が増えれば増えるほど、地球環境への負荷が軽減されて、もっと暮らしやすい快適な星になったら素敵なことだと思っています。

小さなこととなるとどうしてもおざなりになってしまいがちですが、小さなことこそ誰でもかんたんにできることだとも思っています。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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