日本国内でできるエコなこと【旅行編】#わたしのサステナブルウィッシュ
1年間を通して地球と人に優しい習慣を身につけるための #わたしのサステナブルウィッシュ。2022年は更にパワーアップしたチャレンジを企画していきます。6月の #わたしのサステナブルウィッシュ2022 チャレンジは「日本国内でエコな旅をする」でした。結論として日本でできる、そして海外滞在中でもできるエコなライフスタイルのヒントをたくさん見つけることができました。ただしポイントを守ることが大切。エコな旅をしたい方から日常生活でできる簡単なエコが気になる方の参考になれば嬉しいです。
国内旅行中にできるエコなこと
1.エコバッグを持参する
エコバッグは最も簡単なエコなことの一つ。スーパーマーケットやコンビニ、またアミューズメントパークのお土産屋さんなどでもレジ袋は有料なのでエコバッグを利用している人は多いはず。
それまでもともと無料だったものにお金をかけるということに抵抗がある人も少なくないかもしれませんね。
エコバッグは環境に配慮した旅をする大きな助けになります。日常生活から国内外を旅する時もぜひエコバッグを常備できたらいいですよね。
▶︎旅先でエコバックを忘れないためのポイント
わたしは旅行中は3つのエコバッグを利用しています。その内の2つはカバンの中に入れておくのがポイント。
旅先ではカバンを都度変える機会も少ないのではないでしょうか。買い物をして滞在先に戻ったらエコバッグをカバンに戻すようにします。また、万が一エコバッグを戻すことを忘れたとしても、2個以上マイバッグを入れておけば1度忘れても問題なし◎。
軽め+かさばらない折りたたみのできるオシャレなエコバッグを選ぶのがおすすめです。
2.マイボトルを持参する
マイボトルはものにもよりますが、かさばったり、重くなったりと、持ち歩くのに「面倒…」と感じることも否定できません。とくに魔法瓶タイプなどは…。けれど、あえてここでおすすめしたいのが、魔法瓶タイプのマイボトル。プラスチックタイプのように軽くはありませんが、保冷や保温に長けている魔法瓶は春夏秋冬どの季節でも快適に水分補給ができます。
人の体の80パーセントは水でできているからこそ、1年間いつでも水分補給は欠かせません。快適に水分補給ができたら良いとは思いませんか?
▶︎マイボトルのある暮らしが快適になるティップス
・お気に入りのマイボトルを選ぶ
・荷物を減らす
・マイボトルを入れやすいカバンを選ぶ
・魔法瓶のマイボトルを選ぶ
3.手の届くものを楽しむ
現在シンガポールに住んでいる私ですが、今年、2年半ぶりに一時帰国することができました。その中で学んだことが、手の届く範囲のものを楽しむ楽しさ。2年半前の一時帰国では娘も3歳だったので、大人が楽しいことを中心とした日本滞在をしていました。それが今回の旅では、わざわざエンターテイメントを遠くに求めず自分の身の回りを楽しみました。
▶︎旅先で自分の身の回りを楽しむアイディア
・ご近所を散策する(行ったことのないお店に行く、隣町まで足を伸ばす)
・近所の公園(緑あふれる場所)を毎日同じ時間に散歩する
・滞在先近辺で季節の食材やご当地グルメを楽しむ
・アウトドア・ピクニックやヨガをする
特に日本のように四季がはっきりしていて、都心でも豊かな自然を身近に感じることができる場所にでかけるのも楽しいはず。
4.移動は徒歩や自転車を積極的に採用
「近所であればまだしも旅行中は考えられない」という声もあるかもしれませんが、わたしは旅先でもなるべく自分の足を使うようにしたいなと思っています。
そうすることによって、その街の雰囲気や環境などがよく分かったり、またガイドブックに載っていないような発見があることも。
5.自然に触れることを楽しむ
旅行というとアミューズメントパークなど消費行動をたくさんしがちですが、旅行は何よりも“経験”をたくさんできる時間。春夏秋冬ある日本ではその季節だけにしか楽しめない体験がたくさんあります。
海に行ったり、山に行ったり、森林浴をしたりと、なるべく自然に触れる時間を作ることで、自然に対しての感謝の気持ちを常に持ち続けることができるのではないでしょうか。
日本でエコな旅を可能にするためには?
「買い物は投票」なんて言葉もありますが、お金を使うモノが、本当に価値のあるものかを見極めるのも大切。
特に日本のように何でも揃っている国は要注意が必要だなと思います。
お金をそこまでかけないでもある程度もしくはそれ以上のサービスが受けられたり、物を手に入れることができますがそうした社会の制度に寄りかかってしまうと、エコからは遠ざかってしまうように思えます。
エコは不便なことが多いですが、そもそも日本は便利すぎるため不便なエコが浸透しにくい要因かもしれません。
今回、2年半ぶりに日本での時間を過ごして、改めて日本は便利で快適に過ごせる場所だと感じました。それと同時に、そのシステムに頼り切ってしまうと環境に優しい暮らしからは遠ざかってしまいます。
今いる快適さをいきなり排除するのはどうしても難しいと思います。けれど「これならできるかも。」ということから少しずつはじめてみると良いかもしれません。
不便なことが当たり前になってしまうまでは時間はかかるかもしれませんが、きっと新しい発見や気付き、そして新たな快適さにつながることを信じています。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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