骨の形は変わらないとあきらめる前に!ひざ下が外に湾曲している「膝下O脚」矯正エクササイズ
膝から足首にかけてのすねの骨が外側に湾曲しているという方。ひざ下が太く見えてしまって「スカートが似合わない」とお悩みではないでしょうか。それは「ひざ下O脚」と呼ばれ、生まれつきではなくエクササイズで整えていくことができるかもしれません。
膝下O脚とは?
膝下の骨が外側に湾曲していたり、ふくらはぎの外側に筋肉がついていて外側に張り出しているのが膝下O脚。でもそれは、骨の形や筋肉の付き方が生まれつきそうなっているのではなく、脚の骨の癖かもしれません。膝下O脚は、太ももの骨が内側にねじれている場合、またはすねの骨が外側にねじれている場合、またはその両方を伴っている場合に起こります。
骨の形は変わらない、生まれつきだからとあきらめる前に、膝を介して太ももとすねの骨を整えていきましょう。膝下O脚が改善できるかもしれません。
ちなみに、同じくふくらはぎが外側に張り出している脚の形にX脚というのもありますが、X脚と膝下O脚の違いは、膝をくっつけて立った時、親指がつくかどうかです(親指がつけばO脚)。
鏡の前に立ってチェックしてみましょう。
膝下O脚ができるメカニズム
体はとても賢くできていて、どこかの動きが不具合を起こすと、別の部分で補おうとする力が働きます。膝下O脚の場合、例えば太ももの骨が股関節から内側に巻いている(内股)の癖があると、中心を保とうとして膝下が外側にねじれます。こうして、膝を介して太ももと脛の骨が一直線に整っていない状態ができ、膝下が外側にねじれる(湾曲したように見える)膝下O脚になってしまうのです。
内股の自覚がないという方も別の動きを補う働きで太ももの骨が内側に入ってしまうことがあります。特に女性は、腹筋を含めた体幹と呼ばれる体の中心の筋肉が弱い傾向にあります。例えばテニスのように体が左右に振られる動きをした時、腹筋(または体幹)だけでは体を支えきれないと、太ももの骨を内巻きにして腹筋を補い、体の軸を保とうとする力が働きます。この癖が太ももの骨を股関節から内巻きにし、結果的に膝下の骨が外に向く膝下O脚を生んでしまうこともあります。
膝下O脚を改善しよう!
膝下の湾曲=膝下O脚は、骨のねじれを矯正することで、改善が見込めます。今回ご紹介するのは、外にねじれているすねの骨を内側に動かすエクササイズ。
やり方はとっても簡単。お風呂上りなど、体がほぐれているときに行うのがおすすめです。
やり方
1.床に座り、片膝を立てつま先を立てる
2.両手で膝を固定するように挟んで持ち、つま先を内側に向けるように動かす
20~30回を目安に両脚行いましょう。
動画で見る
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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