【胸の筋肉がガチガチに硬くなっている人】体が硬い猫背さん向け!自然と胸が開くデコルテストレッチ
「猫背を直したいのに、気がつくと猫背になっている」こんなお悩みを感じていませんか?姿勢は意識して直すことはできますが、それでは長続きしません。猫背になるのは、肩が内側に入り、胸の筋肉が硬くなっているからです。肩を外側に開いて胸の筋肉をストレッチし、自然と猫背が直るストレッチを今日はご紹介します。胸が開いた良い姿勢を、形状記憶のように体に馴染ませていきましょう。
猫背の姿勢のメカニズム
猫背の姿勢はただ単に背骨が丸まっているだけではありません。背骨が丸まることで、肩が内側に入ります。(これを巻き肩と呼びます)そして、肩が内側に入ることで、胸の筋肉が縮んでしまうのです。
猫背の姿勢を直そうとして形だけどんなに良い姿勢を意識しても、気がつくとまた猫背になってしまうのはそのためです。また、良い姿勢になろうと無理やり胸を前に張り上げ、腰を反らせるような姿勢になってしまう人もいます。このようなやり方も、不自然であるためにすぐに猫背に戻ってしまいます。猫背の姿勢を直そうと思ったら、胸の筋肉をストレッチし、自然と胸を開いてあげることが大切です。
今日は胸の筋肉がガチガチに硬くなっている人でも無理なくできるように、片方ずつ胸を開くデコルテストレッチをご紹介します。
【猫背さん必見】体が硬い人向け!自然と胸が開くデコルテストレッチ
1)椅子の横に立ち、片足を椅子に乗せます
この時、片腕は太ももの上に乗せ、しっかりと寄りかかります。もう片手は頭の後ろに置いてください。この体勢からスタートです。グラグラすると感じたら、椅子を体より前に置くなどして調整してください。下腹をへこませると体勢が安定しますよ。
2)息をはきながら背骨を丸めます
頭の後ろに置いた手の方を動かします。片肘が太ももに近づくようにして、背骨を丸めます。この時、息を吐きながらお腹をへこませましょう。無理に肘を太ももに近づけるのではなく、力を抜いて呼吸を大事に行ってください。
3)息を吸いながら胸を開くストレッチ
2)の姿勢から、息を吸いながら体を起こし、さらに胸を開いてストレッチしましょう。胸を開いて天井に向けるようなイメージで行うと、気持ち良く胸の筋肉が伸びます。片側5回ずつ、たっぷり呼吸しながら行ってください。
▼動画で見る▼
ずっと猫背の姿勢でいると、胸の筋肉は硬くなってしまうもの。このストレッチでは片側ずつ胸を伸ばすことができるので、体が硬い人でも無理なく行うことができます。
無理に良い姿勢になろう、猫背を直そうとするのでは長続きしません。このストレッチを毎日行って、胸が開いた良い姿勢を体に形状記憶のように馴染ませていきましょう。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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