猫背が続くと酸欠になる?深い呼吸を取り戻して酸欠防止【たった1分】大胸筋ストレッチ
スマホ時間が長い人、デスクワークで猫背が慢性化している人は、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなりがち。言い換えれば、体に十分な酸素が回らなくなる酸欠状態が続くことに…。今回は、猫背を改善して、深い呼吸を取り戻す、大胸筋のストレッチをご紹介します。たった1分!呼吸ができれば誰でもできる簡単なストレッチです。
大胸筋をほぐすストレッチの効果
1.猫背・巻き肩の改善
大胸筋は、上の図のように腕の骨に繋がっています。そのため、硬くなってしまうと腕を内側に引っ張る力が強くなります。肩甲骨が開いたままになり、猫背や巻き肩に繋がります。縮んで固まった大胸筋を緩めて胸を広げることで、肩甲骨、肩、腕の位置を整え、姿勢を改善する効果が期待できます。
2.肩こりの解消
日常生活では、スマホを見る時のように腕や手が体の前に来ることが多く、意識しないと胸を開く動きはあまりありません。大胸筋のストレッチを行うと、腕を後ろに引きやすくなります。首や肩にかかる腕の負担が軽くなり、肩こりを和らげる効果も期待できます。
3.デコルテやバストラインが綺麗になる
大胸筋はバストの土台です。固まってしまうと、筋力が衰えてデコルテやバストがたるんでしまう原因に…。ストレッチで大胸筋に刺激を与えると、柔軟性が高まり筋力低下の予防に繋がります。胸に程よい張りが出て、バストアップにも効果的です。
大胸筋ストレッチのやり方&ポイント
やり方
1.背筋を伸ばし、楽な姿勢で座りる。(または立つ)
2.前ならえをするように、手のひらを内側にして両手を前に伸ばす。
3.息を吸いながら、両手を肩の高さで大きく開く。
4.吐きながら、前ならえ(2の位置)に戻る。
5.息を吸って右手を斜め上、左手を斜め下に伸ばして大きく胸を開く。息を吐いて2に戻る。
6.息を吸って左手を斜め上、右手を斜め下に伸ばして大きく胸を開く。息を吐いて2に戻る。
7.胸の広がりを感じながら一連の動きを数回行う。
ポイント
●少しずつ動きを大きくしながら、呼吸を意識してテンポよく行う。
●腕を広げるだけでなく、肩甲骨を背骨に引き寄せる意識をしながら、胸を大きく広げる。
●リラックスして行う。
●反動を使わずに行う。
デスクワークや同じ姿勢が長時間に及ぶ人は、仕事の合間を利用し、定期的に取り入れるといいでしょう。
最後に
いかがでしたか?大胸筋のストレッチで猫背が解消すると、うつむきがちだった視線の位置も上がり、顔色も表情も明るく見えるようになります。そして、呼吸が深まると心にも穏やかさが戻ります。自然に前向きな気持ちになり、体も心も健康になれるはずですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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