【股関節の動きがスムーズになる】横隔膜を整えて腸腰筋を目覚めさせる「スパインストレッチ」

 【股関節の動きがスムーズになる】横隔膜を整えて腸腰筋を目覚めさせる「スパインストレッチ」
Shoko Matsuhashi

脚の上げ下げや引き込みなど、股関節を動かす要となる「腸腰筋」。これまであれこれ鍛えても変わらなかった人は必見。ピラティス×ヨガで腸腰筋を目覚めさせてみて!

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パワーハウスの安定が腸腰筋の機能に!

心地よい姿勢や動きを目指すとき、ピラティスでは「パワーハウス(体幹)」の安定感が重視され、腸腰筋を目覚めさせる鍵もここに秘められています。「パワーハウスを安定させるために、ピラティスでは横隔膜、多裂筋、骨盤底筋、腹横筋の4つの深層筋(インナーユニット)を正しく使えるようになるワークが要。腸腰筋も、ここを整えることでより動かしやすく導けます。インナーユニットを安定させ、腸腰筋に刺激を入れる以下のワークをぜひ試して!」

横隔膜を整えて腸腰筋を目覚めさせる

インナーユニットで最も重要で、腸腰筋とも筋連結でつながる横隔膜。まずはここの調整から!

スパインストレッチ

コントロールしながら背骨を動かす
次に重力に頼らずに、自分のコントロールで胸椎を丸める練習を行います。ヨガで正しい姿勢を意識していると、丸める動作が苦手な 人も多いはず。首、胸の後ろ、腰の後ろと、部位を意識しながら丁寧に行いましょう。

長座になり、両脚を腰幅に開く。骨盤を立てて、体幹まわりも引き上げて安定させたままキープ。

81 ピラティスで育てるヨガのための腸腰筋②
腰が丸まる人はお尻にブロックなどを敷いて
photo by Shoko Matsuhashi

息を吸って、吐きながら頸椎・胸椎を上から順番に丸め、両手を床と平行に前へ伸ばす。

81 ピラティスで育てるヨガのための腸腰筋②
photo by Shoko Matsuhashi

POINT
腰椎は丸めず、胸椎から上のみを丸めて(紫のライン部分を意識)。難しい人は壁に背中をつけた長座で、首・肩・みぞおちの裏を壁から離していく練習を。

一度吸って、吐きながら腰椎から上を丸めた状態を保って股関節から前屈。吸って前に戻り再び前屈、を5〜10回繰り返す。

81 ピラティスで育てるヨガのための腸腰筋②
5〜10回
腰椎から上は丸めたままで
photo by Shoko Matsuhashi

ブラトップ ¥10,450、レギンス¥11,000/すべてJulier Yoga and Relax 03-5720-8256

教えてくれたのは...西畑亜美先生
多忙な社会人生活で心身の不調、過呼吸や不眠症に悩み、2008年にヨガと出会い講師の道へ。けがや痛みを機に2019年からピラティスを学び、現在は夫婦でスタジオ「pilates yoga&a」を運営。

81 ピラティスで育てるヨガのための腸腰筋②
photo by Shoko Matsuhashi

トップス¥9,900、中に着たブラトップ¥10,450、レギンス¥13,750/すべてJulier Yoga and Relax 03-5720-8256

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photos by Shoko Matsuhashi
illustrations by Nanayo Suzuki
hair&make-up by Kyoko Suzuki
text by Ayako Minato
yoga Journal日本版Vol.81掲載

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ヨガジャーナル日本版編集部

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