ふくらはぎマッサージの効果的なやり方|痛いところに老廃物が?美容家に学ぶ、簡単なむくみ解消方法
リンパとは、体内の老廃物を受け取る排水管のようなもの。「筋肉が固まると筋肉の下にある血液やリンパの流れは停滞。体内に老廃物や疲労物質を溜まりやすくなります」と話すのは、美容教育指導家の井上慧子先生。足は特に、老廃物や疲労物質が溜まりやすい箇所。リンパを押し流して、むくみや冷えの原因を解消しましょう!ふくらはぎマッサージの方法を、井上慧子先生に教えていただきました。
ふくらはぎを揉むメリット:血液やリンパを流し、滞りを解消
足先の冷えの原因は、血液やリンパの流れの滞りです。足首から膝裏にかけてのリンパを刺激することで、血液を心臓に送り返す働きを強化。血行を促進し、末端冷え症の緩和を目指します。
マッサージする位置を確認しよう
「血液やリンパの流れが滞りやすい、足首からふくらはぎ。筋肉をやわらかくほぐして、血液が心臓に戻る機能を活性化。冷えの原因となる血行不良を改善させます」(井上先生)
ふくらはぎマッサージのやり方
1.膝裏のつまりをほぐし血流をスムーズに
足先から膝までのリンパ管が集まる膝裏リンパ節の滞りを解消しておく。両手の四指を使って、「押して離す」の動きを繰り返す。3~6回。
2.足首から膝に向けて擦り上げる
ふくらはぎ全体を両手でつかみ、足首から膝裏のリンパに向かって流すようにまんべんなくマッサージ。すね側も同様に行う。3~6回。
3.ふくらはぎから膝裏にかけて押して離す
ふくらはぎの裏側を両手の四指でつかむようにしてはさみ、「押して離す」の動きを繰り返す。下から上に向かって、膝裏までゆっくり行う。3~6回。
4.アキレス腱周辺を指でつまみほぐす
親指と四指ではさみ、つまむようにしてほぐす。痛くない程度の強さで行うのがマッサージのポイント。指が2㎝以上入らない人は、むくみやコレステロール過多の傾向が。3~6回。
5.ふくらはぎまわりをもみほぐす
片手の親指と四指で、ふくらはぎをつかむ。「押して離す」の動きで、ゆっくりともみほぐしながらリンパを刺激。すね側も同様に行う。3~6回。
6.足首からふくらはぎまで擦り上げる
手は人差し指と親指でチョキの形をつくり、足首のリンパが流れるように、ふくらはぎまで擦り上げる。すね側も同様に行う。3~6回。
教えてくれたのは…井上慧子先生
(株)ピー・エス・インターナショナル取締役。美容教育指導家。フィトアロマ、形態学、東洋医学、アーユルヴェーダを研究し、女性に共通する悩みを根本から解決するエステティックメニューをプロデュースしている。
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