【猫背を放置するデメリットとは？】猫背の原因と布団の上で簡単「猫背改善ストレッチ」

リモートワークでパソコンを使う機会が増えて「猫背」に悩まされている方も多いのではないでしょうか。猫背とは言葉のとおり、座った猫の背中のように丸くなっている様子を表します。とても姿勢が美しいとはいえないですよね。では、原因とデメリットについて、考えていきましょう。

猫背になる主な原因は？

・スマートフォンの使用

現代人には手放せないスマートフォン。持ち運べるパソコンみたいで、とても便利ですよね。しかし、スマートフォンを長時間使うことにより前屈みになるので、猫背になりやすくなります。 

・長時間同じ姿勢によるデスクワーク

こちらもスマートフォンと似たような理由になります。長時間同じ姿勢をすることで、筋肉は硬くなってしまいます。それプラス前屈みの姿勢が、猫背になってしまうのです。 

・運動不足による筋力低下

姿勢を維持するために必要な「お腹」と「背中」の筋肉量が低下することにより、猫背になりやすくなります。

猫背になると起こりやすいデメリット

・自律神経のバランスが乱れる

猫背になると呼吸が浅くなると言われています。それは、横隔膜や助骨がうまく動かせず、息が吸いにくくなるからです。呼吸が浅くなることでリラックス効果が感じられなくなり、交感神経が優位になってしまいます。 

・気分が落ち込む

暗い気分になると、自然とうつむいてしまいますよね。ということは、うつむいてしまうと気分が落ち込みやすくなるとも言えます。 

・肩こりや腰痛になりやすい 

悪い姿勢のまま過ごしていることで肩や腰に負担がかかり、肩こり・腰痛の原因になることがあります。

・太りやすくなる

猫背になると、骨盤や内臓の位置がずれやすくなります。胃腸の働きも悪くなり、便秘になりやすくなるとか。更に、代謝も悪くなります。 

・疲れやすい身体になる

呼吸が浅くなることで、血の巡りが悪くなります。なので、疲れやすい身体になってしまうのです。

猫背改善ストレッチ「猫の伸びのポーズ」

猫背改善におススメのヨガのポーズがあります。それは「猫の伸びのポーズ」です。よく猫がしていますよね。このポーズは背中をそらして、肩甲骨をよせるというポイントがあります。「肩こり緩和」や「気持ちが落ち着く」という嬉しい効果も期待できるのです。

ヨガのレッスンでも取り入れるポーズなのですが、「肩甲骨をきちんとよせられているのか分かりません」というお声をよく聞きます。肩甲骨周辺の筋肉が硬くなると、肩甲骨がよせにくくなるので実感がしにくくなるのです。そして、背中の筋肉が動きにくくなり背中をそらすことが難しくなります。肩甲骨をよせる動きが難しいと感じる方のために、今回はアレンジのポーズをお伝えします。 

【やり方】 

①四つん這いのポーズになる。

②左のヒジから手のひらまで床に下ろし、右手を遠くに伸ばしたまま、体重を右側にかけていく。

  【ポイント】 

・四つん這いの姿勢は、肩関節の下に手首、股関節の下にヒザがくるようにする
・お尻の位置は変えないように意識する
・頭はなるべく床に下ろさないようにする
・肩関節の痛みを感じたら、負荷を緩める
・腰をそろうとせず、背中と肩甲骨を意識する

猫の伸びのポーズでもありがちなのですが、腰をそろうとして痛めてしまうこともあります。ポーズの完成形にこだわることなく、自分の身体の段階に合った形を目指していきましょう。自分の身体との対話をお忘れなく。気分が落ち込んでリフレッシュをしたい時にも、おススメのポーズになります。お布団の上でも簡単にできるので、朝起きた時にチャレンジしてみてください。

動画で動きを確認したい方はこちら