ついつい放置しがちな巻き肩を今すぐ改善!巻き肩改善ストレッチ
巻き肩や猫背は生活習慣の中で根付いてしまい改善しにくい印象があるようですが、実際には改善できます。今回は、普段ストレッチや運動をしない方でも簡単にできる方法をご紹介します。
巻き肩を放置すべきではない理由
デスクワークやスマートフォンを見る時間の長さなどで、気づけば陥りやすい巻き肩や猫背。この悪姿勢を放置すると、ピンポイントに肩こりになるだけでなく、様々な不調に陥りやすくなってしまいます。
まず、肩が内側に入った状態なため、胸の筋肉が縮まってしまいます。すると、呼吸が浅くなってしまい、疲労が溜まりやすく、自律神経のバランスは乱れやすくなってしまいます。このことにより、頭痛や冷え性などの身体的な不調から、ストレスを感じやすかったり気分の落ち込みなどの精神的不調にまで繋がってしまうのです。巻き肩に気づいても最初は見過ごすことができる些細な不調と感じるかもしれませんが、放置せずに気づいたその時にケアすることが大切です。
巻き肩改善はポイントを絞ってストレッチしよう
巻き肩を改善したいと感じつつも、運動不足で運動を始めるは不安という方もいらっしゃいます。今回は、全身運動を始めるのは難しい方、とにかくできるだけ負担なくほぐしたい方向けの方法をお伝えします。
できるだけ効率的に負担なく改善するならば、巻き肩に関係が深い部位に絞ってストレッチしましょう。以下の3つのポイントをほぐすだけですので、一緒に行ってみましょう!
胸〜肩ストレッチ
1. 四つ這いになり、右手を天井に向かって上げます。
2. 様子を見ながら右腕を少しずつ背中側へと引いていき、最終的に左腰や左太ももまで回してみます。3〜5呼吸キープし、反対側も同様に行います。
※右胸が伸びているのを感じられれば良いので、痛みが出ない程度に腕の位置を調節しましょう。
脇〜背中ストレッチ
1. 四つ這いになり、両手を前方に伸ばしながらお尻を後に引いていきます。胸・あごがマットに近づくように意識しましょう。5〜10呼吸キープしましょう。
腕ストレッチ
1. 四つ這いになり、右手の甲を下向きに、指先を手前側に向け、左手で右手の平を押さえます。
2. 息を吐きながらお尻を少しづつ後に引きます。吸いながら少し戻り、吐きながらまたお尻を引きます。3〜5呼吸繰り返し、反対側も同様に行いましょう。
※腕が気持ちよく伸びるところまでで大丈夫です。ゆっくりと動かし、無理のない範囲で行いましょう。
動画を見ながら一緒に動いてみましょう
普段あまりヨガやストレッチをしない方は、動画を見ながら動くことをお勧めします。一連の動作だけでなく、他のポーズも入った巻き肩改善ストレッチ動画を見ながら一緒に動いてみましょう。
最初は固まりすぎて同じように動けないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、真似してみるだけでも十分です。ぜひ繰り返し行って改善してください!
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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