暦の上はもうすぐ春、だけど…「憂鬱で布団から出たくない朝」のための【目覚めのストレッチ】3つ
暦の上では、もうすぐ春。なのだけれど、朝はまだまだ寒いし、暗いし、何だか気分も沈みがち…。そんな朝には、ベッドの上でおこなえる次のストレッチがオススメです。
春はもうすぐそこ!
…だなんて言われても、朝はまだまだ冷え込むし、日の出も遅いし、「寒い」「眠い」「布団から出たくなーい!」こんなふうに思ってはいませんか?
そんな朝にオススメしたいのが、ベッドの上でそのままおこなえるストレッチ。
今回は、体を目覚めさせることに加えて、何となく心が沈みがちな元気の出ない朝に、“気分を上向きにしてくれる”3つのストレッチを紹介します。
布団から出られない朝に、「ベッドの上でおこなえる」ストレッチ3つ
それでは早速、ストレッチをおこなっていきましょう。
ストレッチ①
まずは、仰向けで腹部をねじるストレッチから。
ねじる動きが、腸をはじめとする腹部の臓器を優しくもみほぐしてくれるため、腸内にたまったガスを移動させたり、排便を促したりする効果に期待できるでしょう。また、脳に受けたストレスが腸に影響を及ぼすこともあれば、腸の状態が脳に影響を及ぼすこともあるため、私たちの気分や感情は腸内環境と切っても切れない関係にあります。
腸内環境を整えることは、心の健康にも役立ってくれるのです。
(1)仰向けになり右足を浮かせたら、ひざを曲げてすねを床と平行にする
→腰が床から浮きすぎないように、恥骨をやや上向きにする
(2)息を吐きながら、右足を左側に倒す~呼吸×5回
→右肩は、なるべく床から浮かないようにする
→右ひざの下に、丸めた毛布やブランケットを置いてもよい
(3)反対側も同様におこなう
ストレッチ②
次は、うつ伏せになって上体を起こすストレッチ。
デトックスに関わる背骨のストレッチになるだけでなく、のどや胸といった体の前面をほぐすことは、呼吸を深めて心身を浄化したり、不安・心配事から解放したりする効果を持つと言われています。
(1)うつ伏せになり、肩の下に肘をついたら上体を軽く起こす~呼吸×5回
→足は腰幅程度に開いておく
→肩を下げたらうしろに引いて胸を開き、首筋を長くする
*余裕がある方は、手の位置を前にずらして肘を伸ばし、上体をさらに引き上げたところで呼吸を5回繰り返してみましょう。
→腰に負担がかからないように、無理のない範囲でおこなうこと
ストレッチ③
最後は、座位でおこなう呼吸を深めるストレッチ。
日頃のデスクワークや、横向きで眠っているときの背中を丸めた姿勢などによって、肩甲骨の周辺はガチガチ。すると、胸の広がりが不十分になり、呼吸が浅くなってしまいます。
深く、ゆったりとした呼吸は、心身をリフレッシュさせ、ストレスを感じにくくする効果にも期待されているので、気持ちが沈みがちなときにオススメです。そのためにも、凝り固まった肩甲骨周辺を動かしていきましょう。
(1)上体を起こして座ったら、息を吸いながら両腕を持ち上げ、吐きながら大きな円を描くようにして下ろす~5回繰り返す
→呼吸に合わせて、ゆっくりと腕を動かす
→腕を下ろすときは、左右の肩甲骨を中央に寄せることを意識するとgood
これから一日が始まるという“朝”から、気分が落ち込みがち。
「ますます、布団から出たくない…」そんな朝は、ベッドの上で、これらのストレッチをおこなってみるのもいいかもしれません。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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