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私が「死ぬまで面白くありたい」と思う理由|女優・藤井美穂の生きる道
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私が年老いても、私のアイデンティティはなくならない
アメリカに来てからは「インプロ」という素晴らしいお笑いの教科書に出会いました。インプロとは、Improvisation=インプロヴィゼーションを略した言葉で、日本では「即興」と言われています。英語でも井田先生に教えてもらったコメディのプライドがありましたから、インプロはすんなりと入れました。そこからスタンドアップも初めて、笑いがちゃんと自分の武器になっていきました。
笑いは分かりやすいところがいいんです。いい泣かせる芝居をしても、終わってから感想をもらえるまで観客とのコミュニケーションはそこまでとれないけど、笑いはその場ですぐリアクションが返ってくる。私は観客からの爆笑によって、すごい量のアドレナリンが出ると感じています。観客は愛想笑いをする必要もないから愛想笑いしないですし、そういう素直なリアクションが返ってくるところも大好き。とにかく、もう、病みつきです。
こんなふうに笑いについて語ると「笑いを殺す」という声もある気がしますが、私の笑いの原点は全てを分解して説明をすることにあると思うので、これも私の笑いの栄養分になると思っています。
私が年老いても、私のアイデンティティであるコメディはなくなりません。
死ぬまで面白い人でありたいですね。
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AUTHOR
藤井美穂
女優、コメディアン、プラスサイズモデル。 ハリウッドで国際派女優を目指し奮闘中。その傍ら、プラスサイズモデルとして、インスタグラムでインフルエンサー活動も行っている。インスタグラムは現在6万人のフォロワーが、twitterには2万人のフォロワーがいる。
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