LIFESTYLE
私が「死ぬまで面白くありたい」と思う理由|女優・藤井美穂の生きる道
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魂を燃やして、笑いと本気で向き合った先に
そうやってお笑いを避けてきたにも関わらず、短大の演劇科に入り、さらにお笑いと向き合わなければならないことが増えました。私は笑いの勘が冴えてるほうだったようで、お芝居の中の笑いの部分を任されることが増えました。しかしお笑いの学校ではないので、誰も笑いについて教えてはくれません。自分で試して掴んでいくしかありませんでした。
そんな中、恩師・井田先生との出会いがあり、私の人生を大きく変えました。井田先生と共にイタリア喜劇をやらせてもらって、死ぬほど笑いに向き合うことになったのです。
魂を燃やして笑いに向き合いました。あんなに頭を抱えて呪いみたいなテンションで笑いに向き合うことはもう生涯ないかもしれません。喜劇なのに井田先生にめちゃくちゃブチ切れられながら、自分自身の限界のところで本物の笑いを勉強させてもらいました。
本番の舞台で、まるで指揮をしているかのように観客から笑いを取れた瞬間は、病みつきになりました。魂をすり減らして笑いにつぎ込んだ甲斐があったなと思うほどに。
そこから私は、「笑いのエキスパート」として生きようと思いました。笑いが、ちゃんと自分のアイデンティティになった瞬間でした。
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AUTHOR
藤井美穂
女優、コメディアン、プラスサイズモデル。 ハリウッドで国際派女優を目指し奮闘中。その傍ら、プラスサイズモデルとして、インスタグラムでインフルエンサー活動も行っている。インスタグラムは現在6万人のフォロワーが、twitterには2万人のフォロワーがいる。
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