【めざましヨガ】起きる気力がない朝に|気力をみなぎらせるストレッチ3つ
今日もやることがたくさんある…。それなのに、エネルギー不足で気力が湧いてこない。そんな朝は、“呼吸を深める”ストレッチがオススメです。
予定が詰まっていたり、どうしてもやらなくてはならないことがあったり…。「今日は忙しくなる」とわかってはいても、朝、目が覚めた瞬間からエネルギー不足でグッタリ。
気力が湧かず、なかなか活動モードに切り替えられない朝もありますよね。
そんな朝にオススメしたいのが、“呼吸を深める”ストレッチ。
なぜなら、「呼吸をすること=エネルギーを取り入れること」だから。ヨガの世界では、息を吸うことは、空気の中のエネルギー(気)を取り入れ、息を吐くことは、思考や感情を空っぽにするという考えもあるのです。
ですが、寝ている間というのは、同じ姿勢が長時間続くため、横隔膜や肋間筋、腹筋群といった呼吸に関わる筋肉もまた硬く強張りがちに。「深呼吸をするのが難しい」と感じる朝は、次のようなストレッチをおこなって呼吸をサポートしてあげると、気力の充実にもつながるでしょう。
呼吸を深めるストレッチ①
(1)あぐらの姿勢で座る
→骨盤を立てて、左右のお尻に均等に体重を乗せる
(2)左手の指先を体の前、右手の指先を体のうしろにつく
→息を吸って、背筋を伸ばす
(3)上体を右側にねじる~呼吸を5回繰り返す
→息を吐きながら、ゆっくりと上体をねじる
→右肩をうしろに引き、胸を開く
(4)反対側も同様におこなう
呼吸を深めるストレッチ②
(1)あぐらの姿勢で座り、右腕を真上に伸ばす
→息を吸って、背筋を伸ばす
→右ひじは曲げずに、腕を真っすぐ伸ばす
(2)左手を床につき、上体を左側に倒す~呼吸を5回繰り返す
→息を吐きながら、ゆっくりと側屈する
→右手の指先を遠くに伸ばすようにして、右体側を大きくストレッチする
(3)反対側も同様におこなう
→左右のお尻には均等に体重を乗せたまま、気持ち良さを感じる角度を保って呼吸を繰り返す
呼吸を深めるストレッチ③
(1)ひざ立ちになり、足は腰幅に開く
→つま先は立てておく
(2)両腕を真上に伸ばす
→息を吸って、手の指先で天井を押すように意識しながら上に伸びる
(3)両腕を下ろし、体のうしろで指を組む
→両方の肩をうしろに引いて、胸を開く
(4)目線を斜め上に向けて、胸をさらに大きく開く~呼吸を5回繰り返す
→息を吐きながら、胸を突き上げる
→左右の肩甲骨を中央に寄せ、胸の開きを大きくする
呼吸は、生きる上で重要なさまざまな生理機能と関連しているだけではなく、自律神経との関係も深く、吸う息は活性化、吐く息は沈静化といったマインド面でのバランスを取る役割も担っています。そのため、ゆったりとした丁寧な呼吸は、心身をエネルギーで満たしたり、浄化したりするためのツールにもなってくれるのです。
日頃から、意識を向け続けるのは難しいかもしれませんが、上手にコントロールできるようにしたいものですね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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