シャキッと起きられない朝に|ベッドの中で仰向けのままできる「目覚めのヨガポーズ」4選
なんとか目は覚めたけれど、体も心もなかなかスイッチが入らない。ベッドの中でゴロゴロ・ダラダラしてしまう。そんな日があってももちろんOKなのですが、「シャキッとしなくては!」という日であれば話は別です。そこで今回は、寝起きのベッドの中でそのままおこなえる「目覚めのヨガポーズ」を4つ紹介していきたいと思います。
朝、目が覚めたあと。
すぐに起き上がったり、活動を開始したりするのが難しい日もありますよね。それでも、時間は刻一刻と流れていくため、「早く起きなくては!」と気持ちばかりが焦ってしまう……。それなのに、そのあともダラダラとしてしまったり。
そんなシャキッと起きられない朝は、ベッドの中で5分間。仰向けのままおこなえる次のヨガポーズを取ってみませんか?
目覚めをサポートしてくれるヨガポーズ
ここからは、ベッドの中でそのままおこなうことができるヨガのポーズを4つ紹介していきます。
1:ガス抜きのポーズ
寝ているあいだの凝り固まった体。
特に、背中や腰をゆるゆると優しくほぐしてくれるのが「ガス抜きのポーズ」です。
そして、腹部に適度な刺激を与えることで、内臓機能を高める効果にも期待できるポーズでもあります。腸内に溜まったガスを移動させて腹部の張りを和らげたり、腸のぜん動運動を刺激したりして、朝のお腹をスッキリとさせてくれるでしょう。
<プロセス>
仰向けになり両足を揃えたら、ひざを胸の前に引き寄せて手で抱える~呼吸を5回繰り返す
→呼吸の妨げにならない程度に、ひざを引き寄せる
→あごを軽く引いて首のうしろを伸ばし、腰が床から浮きすぎないようにする
2:ハッピーベイビーのポーズ
お尻や股関節まわりの緊張を解いて、血流をよくする「ハッピーベイビーのポーズ」。
起床後の腰の痛みやつまりの緩和にも、期待することができます。
<プロセス>
「ガス抜きのポーズ」から手でそれぞれのひざ裏を持って足を広げ、両手で左右の足の裏をつかむ~呼吸を5回繰り返す
→両手で足の裏を床のほうへ引き、足の裏は天井に向けて手を押すようにする
→足の裏は、外側からつかんでもよい
3:仰向けのねじりのポーズ
腹部をねじって刺激し、内臓機能を高めてくれるポーズ。
寝姿勢で負担がかかっていた背骨や腰が、ねじりによってほぐれる心地よさも感じられるでしょう。
<プロセス>
仰向けになり両手を肩の高さに広げたら、揃えた両足を真上に持ち上げ、右側に倒す~呼吸を5回繰り返す
→顔は左側に向ける
→両かかとを揃えた体勢をキープする
→ひざを軽く曲げてもよい
反対側も同様におこないましょう。
4:橋のポーズ
「橋のポーズ」は、その名のとおり体を橋のような形に反らせるポーズ。首の前側や胸がストレッチされて、呼吸を深める効果に期待することができます。
朝の深い呼吸は、頭をスッキリとさせて気持ちのよいスタートを切る手助けをしてくれるでしょう。
<プロセス>
ひざを立てた仰向けになりお尻を持ち上げたら、体の下で両手の指を組む~呼吸を5回繰り返す
→足は肩幅程度に開き、つま先が外側に向かないようにする
→腕と肩を背中の下に巻き込むようにして、左右の肩甲骨を寄せて胸を開く
→ひざの下にかかとがくるようにする
朝の体調や気分は、一日の過ごし方に大きく影響してきます。
ベッドの中でコンディションを整えて、よい一日のスタートを切りたいものですね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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