股関節に何かが挟まったような感覚…"股関節の詰まり感"をスルッと解消!30秒揺れるだけストレッチ

 股関節に何かが挟まったような感覚…"股関節の詰まり感"をスルッと解消!30秒揺れるだけストレッチ
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あなたは股関節の詰まりを感じたことがありますか?長時間座りっぱなしでデスクワークをし、立ち上がった時に感じる股関節に何かが挟まったような感覚です。その感覚を放置しておくと、脚のむくみやだるさ、腰痛や背中のこり、お尻のこりなど体の不調を引き起こす悪影響があるかもしれません。まずはあなたの股関節の詰まり度をチェックしてみましょう。

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股関節の詰まり感チェックリスト

・デスクワークを始めたら2~3時間は座りっぱなし

・椅子の座り心地が悪い

・いつも足を組んで座っている

・右か左どちらかに傾いて座っている

・骨盤が前に倒れて腰を反らせて座っている

・骨盤が後ろに倒れてお尻を前にスライドさせて座っている

あなたは何個当てはまりましたか?

2個以上の方は黄色信号、3個以上の方は赤信号です。

黄色信号の方は、今日紹介するストレッチを1日の終わりにやってみてください。赤信号の方は詰まり感だけではなく、腰痛やお尻のこりなど他の体の不調も出ているかもしれません。紹介するストレッチに加えて、長時間座りっぱなしにならないように意識して1時間に1回は立って歩くように心がけましょう。

「股関節の詰まり」って結局、何?

椅子に座っている時、股関節(足の付け根)が約90度に曲がった状態になります。股関節を曲げた時、お腹と足を繋ぐ「腸腰筋」という筋肉が常に縮んでいる状態になります。

腸腰筋は、歩いたり階段を登ったりする時に活躍してくれる筋肉の一つですが、動かさずに座ったままでいると、硬く縮み、まるで股関節が詰まったような感覚を引き起こすのです。

長時間座りっぱなしでいたり、座っている時の姿勢が悪いとさらに付け根に負担をかけます。例えば、左右どちらかに体重をかけて座っていたり、足を組んでいると片方の付け根だけが縮んでしまい、さらに詰まった感覚を助長させます。 

体にも悪影響が

付け根が詰まった状態でいると、お腹と足を繋ぐ「腸腰筋」という筋肉が縮み、血流が滞ります。これが脚のむくみやだるさを引き起こします。

また、付け根が詰まるということは股関節が滑らかに動かしにくくなります。この股関節が動かしにくくなることが原因で腰痛や背中のこり、お尻のこりに繋がる悪影響が出ます。

まさに、付け根の詰まりは体の不調の始まりのサインです。

そこで今日は付け根の詰まりを揺れるだけでリセットできるストレッチをご紹介します。 

【30秒揺れるだけ】股関節の詰まりをスルッと解消するストレッチ 

1)床に手をつき片膝を曲げて座り、後ろ足を伸ばす。

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 2)1の状態で30秒ほどゆらゆら左右に揺れ、付け根をゆるめます。

この時、伸ばした後ろ足の膝は床に向けるようにしましょう。

前もも・付け根が気持ちよく伸びます。

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3)最後に体を床に倒し、さらに付け根を伸ばします。

伸ばしている脚の付け根だけではなく、曲げているお尻&腰も一緒にストレッチしましょう。

付け根3
 
 

お風呂に入った後、体が温かい状態でこのストレッチを行うと付け根が気持ちよく伸び、股関節の詰まり感を解消できます。その日のうちにリセットしてくださいね!

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AUTHOR

伊藤みなみ

伊藤みなみ

日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。



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