40代女性に「自分らしく生きる」はハードルが高い?「自分らしさ」に戸惑った時考えたいこと

 40代女性に「自分らしく生きる」はハードルが高い?「自分らしさ」に戸惑った時考えたいこと
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井上敦子
井上敦子
2021-09-12
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そもそも「自分らしさ」って何?

そもそも、「自分らしく生きる」というのはどういうことなのでしょう?「自分らしく」と聞くとついつい、「自分にしか出来ない仕事をする」とか「人には真似できないオリジナルな生き方をする」などと、特別な生き方を思い浮かべてしまうかも知れません。それに比べて今の自分は平凡でつまらない、とプレッシャーや焦りを感じてしまうこともあるでしょう。

ヨガの考え方(ヨガ哲学)では、人間はその人にしか果たすことのできない役割を与えられて生まれてくると考えられています。そしてその役割を果たすことが、自分の人生を全うすることなのだと教えます。

私はこの役割こそが「自分らしさ」とイコールなのではないかと考えています。その役割はどこかに探しにいくものではなく、いま目の前にある課題と丁寧に向うことで明確に見えてくるものです。

大人になってからどうやって自分らしさを発揮したらよいのか

「自分らしさ」を発揮させるポイントが一つあるとすれば、それは違和感を大事にすることです。自分らしいこと・自分が果たすべき役割は、たとえそれが明確に認識出来ていなくても、自分が一番知っているものです。反対に違和感は「それは違う」といったサインで、他人の役割を取ってしまっていたり、本当は望んでいないことをしてしまっている時に感じるものです。

自分らしく生きることにハードルを感じてしまう場合は、まずはハードルを下げましょう。誰でも今すでに十分「自分らしい」はずだし、自分にしか出来ない役割を果たしているはずなのです。自分らしさはもう手元にあります。もう少しそれを精査したり、磨き上げる作業が必要なだけなのではないでしょうか。

★シリーズ「#40代のリアル」では、ヨガ講師でご自身もプレ更年期真っ只中の井上敦子さんが感じた40代の心と体の変化を、リアルな言葉で綴ります。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。



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