暑い季節に不足しがちな栄養を補う「枝豆の豆乳ポタージュ」レシピ|管理栄養士が教える健康スープ

 暑い季節に不足しがちな栄養を補う「枝豆の豆乳ポタージュ」レシピ|管理栄養士が教える健康スープ
Kazuki Maruo
圓尾和紀
圓尾和紀
2021-08-09

旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することで健康やスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。

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気温も上がり暑すぎて食欲が出なかったり、素麺やアイスなどのさっぱりしたものしか食べられない…なんて方も多いのではないでしょうか。

偏った食事による栄養不足が夏バテの原因に、夏バテが秋太りの原因にもなります。今回は夏バテの味方となる栄養がたっぷりのスープをご紹介します。

不足しがちな栄養その1:たんぱく質

暑くなるとどうしてもさっぱりした糖質に偏りがちなため、たんぱく質が不足しがちに。

たんぱく質は体内に貯蓄することができないため、不足すると酵素が減ることで代謝が低下したり、お肌の潤い低下や、ホルモンバランスが崩れ精神面でも不安定になりやすくなります。

枝豆には、100gあたり(可食部)11.5 gと、卵と同じくらいたんぱく質が多く含まれています。

不足しがちな栄養その2:ビタミンB1

ビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンです。不足すると糖質からエネルギーを上手く生み出せず力が出なくなり、糖質を摂れば摂るほど体内のビタミンB1が使われるため夏バテを引き起こします。

疲労回復効果もあるビタミンB1も枝豆には豊富に含まれていますので、糖質に偏りがちな方には是非積極的に取り入れていただきたい食材です。今回はそんな、毎年夏バテに悩むあなたにおすすめのスープをご紹介いたします。

材料(二人分) 

枝豆(さや付き)...200g

玉ねぎ... 1/4個分

だし汁... 200ml

豆乳... 200ml

塩...小さじ1/2

オリーブオイル...小さじ1

作り方

1. 鍋に水を沸かし4〜5分枝豆を茹でる。茹でたら冷まして、さやから取り出していく。(枝豆は、飾り用に一人6粒取っておく)玉ねぎは薄切りに切る。
2.1の枝豆と玉ねぎ、だし汁を入れて5分ほど煮込む
3.ミキサーに2と豆乳を入れ滑らかになるまで撹拌する
4.鍋に3と塩を入れて味を整えて、器に盛り飾り用の枝豆をトッピングしたら、オリーブオイルをたらす。

冷やしても美味しいですよ!

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圓尾和紀

圓尾和紀

株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。



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