甘いものがやめられない人におすすめ!白菜とホタテのうま味スープ|管理栄養士が教える健康スープ
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することで健康やスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
立春が過ぎ、温かい日も増えてきました。衣服もだんだんと薄着になってくると見た目の体型が気になり始める方も多いのではないでしょうか。今回は「そろそろダイエットを意識しようかな…」と思いつつ、毎日の甘いものがどうしてもやめられないという方におすすめのうま味たっぷりスープをご紹介したいと思います。
スイーツ依存の人はうま味を味方につけて
暑い季節に比べると気温が低く過ごしやすい時期はなぜか甘くて満足感のあるチョコレートやケーキなどのスイーツを求めがちです。気がついたら毎日何かしら甘いものに手が伸びてしまっているなんてこともしばしば。そんな方にこそ、うま味たっぷりのスープをご活用いただきたいです。
自然のうま味をしっかりとると満足感が生まれ、甘いものへの渇望感が抑えられる効果があります。無理に甘いものを遠ざけようとするより賢い方法です。
今回使う食材はうま味成分であるグルタミン酸が豊富な白菜とこちらもうま味成分のコハク酸が豊富なホタテを取り入れています。他にも日常的に使いやすい昆布や鰹節の出汁にもうま味成分が豊富に含まれています。
ホタテは低カロリー高タンパクなダイエット食材
ホタテはカロリーが低い上にたんぱく質豊富な食材でダイエット中の方も活用したい食材です。また、ホタテには栄養ドリンクなどにもよく使われるタウリンという成分が豊富に含まれています。
タウリンにはさまざまな健康効果があることが分かっており、肝臓をケアして疲労回復や老廃物の解毒など、身体の中を綺麗にしてくれる作用があります。
それでは作り方をご紹介しましょう。
材料(二人分)
・ボイルほたて 4コ
・白菜 100g
・昆布だし 450ml
・白味噌(なければ普通の味噌でも) 小さじ1.5
・醤油 小さじ1
・バター 小さじ1
・ブラックペッパー 適宜
作り方
①昆布は水につけて一晩冷蔵庫に入れておく。ホタテは半分に、白菜は一口大に切る。
②鍋に①の昆布を取り出しただし汁と白菜、ホタテを加えて中火にかけ、白菜に火が通ったら醤油、白味噌、バターを溶かし入れる。
③器に盛り、ブラックペッパーをかける。
ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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