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きょうだい児とは?ヤングケアラーとの違い、求められる支援と課題【専門家に聞く】
障がいのある兄弟姉妹がいる人のことを「きょうだい児」と呼びます。きょうだい児には「親が障がいのある子に手がかかって甘えられない」「兄弟姉妹の障がいを理由にいじめられる」「進路・就職で気を遣う」「結婚・出産の不安」など特有の悩みがあります。前編ではきょうだい児同士のコミュニティである「きょうだい会」の活動について取材しました。後編ではきょうだい児支援の課題や、ヤングケアラーときょうだい児の違いについて、北陸きょうだい会の共同代表で、北陸学院大学にて障害児者のきょうだい支援の研究を行っている松本理沙さんに話を伺いました。
中学2年生の約17人に1人が「ヤングケアラー」、子どもがいつなってもおかしくない社会の仕組みとは
本来、大人が行うような家族の世話や家事などを行う子どものことをヤングケアラーと呼びます。厚生労働省の調査では、中学2年生の約17人に1人、全日制高校2年生の約24人に1人が世話をしている家族がいると回答しました。ヤングケアラーは幼いきょうだいの世話や見守り、料理や洗濯などの家事、感情面のサポート等を行っています(※)。前編では、ヤングケアラーに詳しい成蹊大学文学部現代社会学科の澁谷智子教授に、ヤングケアラーの実態について伺いました。後編では社会的な課題や自分ごととして考える必要性について聞いています。
最近よく聞く「ヤングケアラー」はどんな経験をしてどんな思いを持っている?専門家に聞いた
本来は大人が行うような家事や家族の世話をしている子どものことを「ヤングケアラー」と言います(18歳以上の場合は「若者ケアラー」と呼びます)。厚生労働省がヤングケアラーの実態を調査したところ、中学2年生の5.7%、全日制高校2年生の4.1%が世話をしている家族がいることがわかりました。内容としては、幼いきょうだいの世話・見守り・買い物や料理、洗濯などの家事・感情面のサポート等が多くを占めています。ケア役割を担うことで、勉強や睡眠、友人と遊ぶ時間、自分の時間が取れないといった制約も見えてきました(※)。成蹊大学文学部現代社会学科の澁谷智子教授に、ヤングケアラーの実態について聞きました。
私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記【第2話 私はロボット】
統合失調症の母、家庭に無関心な父、特別扱いされる弟、 認知症の祖父――ゆいは幼稚園のころから、買い物・料理・ そうじ・洗濯など家族の世話を一手に担っている。母親の暴力に耐えながら「子どもらしさ」を押し殺して生きるのに精一杯だった彼女の子ども時代と、成人してからの「ヤングケアラー」としての自覚。 仕事、結婚、子育てを通じて、悩みにぶつかりながらも失われていた感情を取り戻すまでの再生の物語です。
当事者の弁護士が語る【障がい者の「きょうだい」】が持つ人権と、社会に見過ごされてきた生きづらさ
最近、家族のケア役割を担う子どもである「ヤングケアラー」の存在が取り上げられ、社会問題の一つとして知られてきています。障がい児者のきょうだいもケア役割を担ったり、障がいがない分頑張ることを期待されたり、将来に不安を抱えたりと生きづらさを抱えることが珍しくありません。今回は障がい者のきょうだいであり、弁護士の藤木和子さんに「障がい児者のきょうだいの生きづらさ」や、弁護士として伝えたいことについて伺いました。
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